地元の旭川市で行われた凱旋パレードで沿道に向かって手を振る陸上の北口

パリ五輪陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花＝ＪＡＬ＝の祝賀パレードが13日、地元の北海道・旭川市で行われた。午前10時から旭川市役所内で報告会が行われ、その後は同市役所前の特設ステージでセレモニーを実施。ラーメンセット、旭川の伝統工芸として知られる優佳良織、家具セット、旭川菓子1年分、旭川産米100キロが送られた。 その後は旭川駅に向かってパレードが行われ、4万8000人が沿道に詰めかけた。「今まで見たことないぐらいの人が集まってくれてうれしかった。ひとりひとりのお顔を見られてすごくよかった」と大満足な様子。当初は北口ひとりが車に乗る予定だったが「このメダルはひとりで取れたものではない」という北口の意向で、上野真由美トレーナーら北口の海外遠征に帯同してきたチーム北口の４人が乗車。車は２トントラックに変更となり「わがままを言って変更してもらいました」と苦笑いを浮かべたが、沿道のファンにチーム4人が笑顔で応えた。 9日に北海道・札幌入りし、イベントや表敬訪問、始球式などで大忙しだった。前日12日にようやく地元の旭川に戻り、この日のパレードを迎えた。25年秋には東京で陸上の世界選手権が予定されており「投げている姿を生で見てもらって、いい投てきをして金メダルを取って、また（旭川に）帰ってきたい」と今後の目標を口にした。