張本美和、陳幸同と伊藤美誠に勝利し決勝進出<ITTFアジア卓球選手権2024>
<ITTFアジア卓球選手権2024 日程:2024年10月7日~13日 場所:アスタナ(カザフスタン)> 12日、ITTFアジア選手権2024は大会6日目を迎え、男子シングルス準々決勝までと女子シングルス準決勝まで、男子ダブルス決勝までと女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス決勝が行われた。 女子シングルスでは、4回戦で大藤沙月(ミキハウス)と伊藤美誠(スターツ)が対戦。フルゲームの激戦となった同士討ちは伊藤に軍配。また、張本美和(木下グループ)も勝利し、伊藤と張本が準々決勝へ進んだ。 準々決勝では張本が陳幸同(チェンシントン・中国)と対戦し、勢いに乗る張本がデュースで競り勝ち、ゲームカウント3-1で勝利。伊藤はカットマン・徐孝元(ソヒョウォン・韓国)に勝利し、準決勝では伊藤と張本が対戦。 第1ゲームから競り合うも、張本が2ゲームを連取。第3ゲームはデュースで伊藤が取り返すも、第4ゲームは再び張本が勢いのままゲームを奪取。張本がゲームカウント3-1で勝利し、決勝進出を決めた。決勝ではパリ混合ダブルス銀メダリストの金琴英(キムクンヨン・北朝鮮)と対戦する。 男子シングルスでは、3回戦で吉村真晴(株式会社SCOグループ)が廖振珽(リャオチェンティン・チャイニーズタイペイ)にフルゲームの末に辛勝。松平賢二(協和キリン)はHAM Yu Song(北朝鮮)にストレートで敗北するも、順位決定戦ではパン・コーエン(シンガポール)に勝利し、世界選手権の出場権を獲得した。 4回戦では、吉村は王楚欽(ワンチューチン・中国)に1ゲーム取るも、ゲームカウント1-3で敗北。戸上隼輔(井村屋グループ)、篠塚大登(愛知工業大)はフルゲームの激戦を制して準々決勝に進出。張本は中国選手に打ち勝ち、ストレートで勝利を決めた。 準々決勝では、張本智和(智和企画)は林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)と対戦。第3ゲームは林昀儒が取るも、張本が強さを見せ、ゲームカウント3-1で勝利。また、篠塚は香港選手にストレートで勝利し、張本と篠塚が2人そろってベスト4入りを決めた。 男子ダブルスでは、戸上隼輔(井村屋グループ)/篠塚大登(愛知工業大)ペアが梁靖崑(リャンジンクン)/徐瑛彬(シュインビン・中国)ペアと準々決勝で対戦。戸上/篠塚ペアが2ゲームを先取し、第3ゲームを梁/徐ペアに取られるも、ゲームカウント3-1で戸上/篠塚ペアが勝利。 準決勝では、林鐘勲(イムジョンフン)/安宰賢(アンジェヒョン・韓国)ペアと対戦。終始競り合うも、ゲームカウント1-3で戸上/篠塚ペアが敗北。戸上/篠塚ペアは第3位となった。 女子ダブルス準々決勝では、大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)ペアがパラナン・オラワン/サウェータブット・スターシニー(タイ)と対戦。フルゲームまでもつれる接戦は、逆転で大藤/横井ペアが勝利。大藤/横井ペアが準決勝進出を決めた。また、張本美和/木原美悠(木下グループ)ペアも準々決勝を勝利し、2ペア揃ってベスト4入りを決めた。 13日には、男子シングルス準決勝、決勝と女子シングルス決勝、女子ダブルス準決勝と決勝が行われる。