精神科医が教える<そのままの自分>を生きるために大切なこと。幼少期に川崎病に罹患「みんなと違う」ことが嫌だった
◆「そのままの自分」を生きるためには 「そのままの自分を生きる」ためには、あまり気合を入れすぎずに、あせらずにゆるりと肩の力を抜くことも大切じゃないかなと思います。 いきなり「そのままの自分を生きよう」と言われても、全部の自分をありのまま、そのままさらけ出すっていうのは怖いし、どうしたらいいのかわからないという人もいるでしょう。その気持ちもわかります。 だから、「ちょっとだけ、そのままの自分を生きること」「そのままの自分を生きてみること」というのをまずは提案したいな、と思いました。 「変わらなきゃ」って思ったときは、「このままじゃダメ」って思ったときは、ちょっと落ち着いて。 ベッドでもソファでも、ごろんと横になってみて。 少しだけ「そのままの自分」を見せちゃダメかを考えてみてください。 そのままの自分で生きられない場面やタイミングもあると思います。 時にはまわりに合わせたり、会社や世間のルールを守りながら、常識や普通を気にしながら生きなければいけないこともあると思います。 でも、やっぱり弱い自分やポンコツな自分、できない自分、凹む自分、そんな自分を「これも自分だなぁ」とありのままそのまま受け止めて、「そのままの自分」を生きることも大切にしてみてほしいなと思うのです。 ※本稿は、『「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える心がラクになるコツ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。
藤野智哉
【関連記事】
- しゅんしゅんクリニックP「医師免許を取った後、28歳でNSCへ。〈いいね〉も普通に欲しいしモテたい。医者と芸人の二刀流で生きていきたい」
- メンタルドクターSidowが教える、「嫌われる勇気」よりも持つべきものとは?他人を重んじる文化が残る日本で、ストレスを溜めずに生きる方法
- 精神科医Tomyが教える、運のいい人になる方法。身の丈に合わない目標につぶされる前に、「失いたくないもの」以外の執着を手放す
- 東畑開人「うじうじ悩む時間は決して無駄ではない。無理してポジティブになるよりも〈自分の本音〉を見つけてあげる」
- 93歳の精神科医が教える「楽に生きる」ヒントを厳選!「自分と人を比べて疲れる」「生きがいが見つからない」そんなしんどい時に思い出して