太る原因は「汚部屋」にあり! 片づけでダイエット効果が劇的にアップする理由
こんにちは。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智です。薄着の季節になってきましたね。半袖やノースリーブの出番が多くなる時期も、もうすぐです。今まで洋服で隠れていた部分が見えるようになると、「ダイエットしておけばよかった……」なんて後悔が出てくるかも。今回は、「片づけは、実はダイエットにも役立つ」というお話をしたいと思います。 元汚部屋ママが語る! 片付けが苦手な人がやりがちな「間違った片付け術」
片づけとダイエットの関係とは
「片づけ」と「ダイエット」は、一見すると何の関係もないように思えます。しかし、部屋は自分を映す鏡のようなもの。片づけられない人の多くは、自分が太っていると悩みがちです。状況が悪化する前に早めに対処すればいいのに、部屋も自分も見て見ぬふりをしてしまうため、泥沼化してしまうのです。そうなる前に、部屋を片づけるとダイエットにもつながる3つのポイントを知っておきましょう。
1.「部屋が汚い」というストレスで太る
片づいていない部屋にいたり、散らかっている状態を見たりすると、意識していなくてもストレスが溜まります。これがホルモンバランスを乱して、いわゆる「ストレス太り」を招く原因の1つになってしまいます。 具体的には、片づいていない部屋にいるだけで、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が多く分泌されます。コルチゾールのレベルが高くなると、体の中の代謝機能に影響が及んで基礎代謝が下がり、脂肪が燃えにくくなってしまうのです。さらに、食欲を抑制するホルモン「レプチン」を減少させ、過食になる傾向があります。 コルチゾールの分泌を抑え、ストレスを感じないためにも、部屋をきれいに片づけておくことが大切なのです。
2. 物の多さと運動量は反比例する
「リビングに物があふれていて、ソファーに座るとそれっきり動かない」「キッチンが散らかっているので、料理を作る気がなくなる」など、物が多いことは動きにくくなる原因になります。そのため、運動量が減って太りやすくなってしまうのです。 部屋がスッキリ片づいていると、何かアクションを起こそうとしたときに「そのためのスペースを作る」というハードルが下がります。例えば、散らかったキッチンで料理をするためには、まず片づけないといけないですよね。これが面倒なので、結局「料理をしない」という結論になってしまう人が多いのです。思ったときにスッと動ける身軽さが、運動量の増加にもつながります。 また、片づけは体中の筋肉を使うので、全身運動といえます。洋服をたたんできちんとしまう行為は、30分で約60kcalを消費します。また、きれいになった部屋に掃除機を30分かけると、約90kcalの消費に。ウォーキング30分が109kcalとされているので、なかなかの運動量ですね。家がきれいになって、さらにいい運動にもなるなら、一石二鳥! 片づけをするときは、引きしめたい部分の筋肉を意識するといいでしょう。物を持ち上げるときに二の腕や背中の筋肉をきちんと動かす、棚の上の方を取るときには肩や背中のストレッチを兼ねる、など筋肉をしっかり使うようにすると効率的に運動できます。
3. 部屋と体の美しさを相乗効果でキープ
部屋がきれいになると、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌が抑制され、ホルモンバランスが整うので太りやすい状態が改善されます。さらに、動きやすくなることから、運動量が増加することもお伝えしました。 一度きれいな状態をつくってしまえば、「部屋」と「体」の美しさを保つ良好な循環ができます。もし部屋が散らかってしまっても、範囲が小さいうちにパッと片づければキープしやすいですよ。それは自分の体のメンテナンスにも同じことが言えます。 また、「部屋を片づけた」「やせられた」という成功体験は、次の活動目標へとつながります。物も脂肪もため込む自分にさよならして、軽やかに次のステップに進みましょう!