慶大・清原正吾、今季初安打、相手投手の父も元プロ野球選手、プロ入りへスカウトらにアピール
◇15日 東京六大学秋季リーグ第1週第2日 慶大―立大(神宮) 慶大の清原正吾内野手(4年・慶応)が秋季リーグ開幕カード2戦目の立大戦に「4番・一塁」でスタメン出場。両チーム無得点で迎えた4回の第2打席で立大右腕の大越怜投手(3年・東筑)から今季初安打を放ち、その後先制のホームを踏んだ。第1打席は三振だった。 西武、巨人などで活躍したスター選手を父に持つ正吾は12日にドラフト会議(10月24日)プロ志望届を提出。「父親である清原和博という背中を見てきた」とし、「人生の中で一番大きな決断をさせていただきました」などとコメントした。 ただ、前日は5打数無安打で、試合もサヨナラ負け。切り替えて臨んだ2回戦で安打を放った相手は元ダイエー投手で早鞆高監督の基さんを父に持つ大越怜。次打者の中前打で三塁に進む好走塁も見せた。 昨年までの3年間は5試合(9打数1安打)に出ただけだったが、今春は13試合すべてに出場し、チームトップに並ぶ打率・269、チームトップの7打点で一塁手としてベストナインを初受賞した。 プロ球団は今後、リストの絞り込みを進めるため、遅咲きの清原としてはこれから安打量産でアピールしたい。
中日スポーツ