国内唯一の雄ラッコ天国へ「さようならリロくん」ファン詰めかけ献花台に長蛇の列 五輪メダル予想が名物 愛くるしい姿で大人気 「心のオアシスだった」 国内の飼育ラッコわずか2頭に 福岡市・マリンワールド
ファン詰めかけ献花台に長蛇の列
テレビ西日本
福岡市のマリンワールドで飼育されていた国内唯一のオスのラッコ「リロ」が4日、死んだことを受け、多くのファンが別れを惜しみました。 5日朝、福岡市東区の「マリンワールド海の中道」にできた長い列。 訪れた人たちは、ラッコのぬいぐるみや花束を持ってきていました。 ◆訪れた人 「最後の別れっていいますか残念なんですけど、本当心のオアシスのような癒やしでしたね」「悲しい」 マリンワールドの人気者だったラッコのリロくん。 4日朝に死んだことが発表されました。 リロくんは2012年3月、5歳の時に和歌山県のアドベンチャーワールドから福岡にやってきました。 それ以来マリンワールドのアイドルとして多くのファンたちに愛されてきました。 そんなリロくんと言えば…。 ◆飼育員 「リロが持ってきたのは赤!はい!ありがとう!日本の勝利という予想でした」 ワールドカップやオリンピックなど世界的なスポーツイベントのときに日本戦の勝敗の行方を予想するイベントが人気を集めていました。
愛くるしい姿「心のオアシスだった」
日本でラッコはピーク時には122頭が飼育されていましたが、絶滅危惧種として国際取引が規制されわずか3頭だけとなっていました。 マリンワールドのリロくんが死んだことで現在、飼育されているのは三重県の鳥羽水族館にいる2頭だけとなりました。 国内で飼育する唯一の雄ラッコだったリロくんは17歳、人間でいうと70~80歳くらいでした。 そんなリロくんの体調に異変が起きたのは去年12月27日の朝でした、 「ラッコのリロが本日朝より体調不良が見られたため展示中止とさせていただきます」 その後、飼育員らが24時間体制でリロくんの健康保持に努めたものの4日午前7時18分に天国に旅立ちました。 ◆獣医師 「一生懸命処置はしたんですけど力が及ばなかったなというところでした。死亡したときの顔はすごい安らかな顔してたのでそこだけはわれわれスタッフとしても救い」 リロくんの死から一夜が明け、マリンワールドにはファンが次々と訪れリロくんとの別れを惜しみました。 ◆訪れた人 「孫が生まれてから一緒に来て一緒に成長できてたくさん思い出があるね」 「4年くらい通ってたんですけど毎月のように見てたのでさみしいばっかりです」「今までありがとうって感じですね」 献花台は今後、1ヵ月以上設置されます。
テレビ西日本
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