『降り積もれ孤独な死よ』萩原利久&佐藤大樹が対談「良い環境で良いものができた」
成田凌主演、日曜ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』第7話(読売テレビ・日本テレビ系)が、18日(日)夜10時30分より放送された。今回、蒼佑役・萩原利久&鈴木役・佐藤大樹の対談コメントが到着した。 【写真】衝撃の展開が続く『降り積もれ孤独な死よ』第7話の場面カット【5点】 ドラマの原作は、講談社「マガジンポケット」で連載中のマンガ『降り積もれ孤独な死よ』(原作・井龍一、漫画・伊藤翔太)。本ドラマでは未完の原作を元にオリジナルの要素も交えたストーリーを展開する。成田凌が主演を務め、共演には吉川愛、小日向文世ほか、萩原利久、佐藤大樹、野間口徹、そして山下美月、黒木メイサら演技派キャストを迎えた、現在と過去2つの事件が交錯するヒューマンサスペンスが視聴者を謎の渦へと巻きこんでいる。 とある屋敷で少年少女監禁死体遺棄事件が起き、白骨化した遺体13体が見つかる。刑事・冴木仁(成田凌)が事件の解明に乗り出し、ついにたどり着いた犯人が冴木の後輩である鈴木潤(佐藤大樹)であることが発覚。 鈴木は屋敷の主である灰川十三(小日向文世)の実の息子でありながら、その存在を認められず、父の愛に飢えていたが故、灰川と共に暮らしていた血の繋がらない子供たちを監禁・餓死させた。かつて、屋敷に住んでいた冴木の生き別れの弟・瀧本蒼佑(萩原利久)と蓮水花音(吉川愛)も鈴木に監禁されるが、駆け付けた冴木によって助け出される。 先程放送が終わった第7話では、冒頭10分で蒼佑と鈴木が死亡するという衝撃の展開となった。「暴力を受けて育った子供が、また暴力をふるうようになるなら、そんな負の連鎖は、断ち切った方がいいんじゃないですか?死ぬことで」。鈴木が放ったこの言葉に冴木は怒りに我を忘れ、鈴木を殴り続ける。冴木の隙をついて、冴木の拳銃を奪った鈴木が放った銃弾は蒼佑の背中へ。蒼佑は命を落とす。 そして鈴木も、実の父である灰川が愛ゆえに自分を息子だと認めなかった事実を知り、自ら死を選ぶ。毎話本作の放送中、SNSで話題を呼んだ瀧本蒼佑と鈴木潤。萩原演じる蒼佑の瞳に闇を宿した表情や、佐藤演じる圧倒的な狂気と悲哀に、演技を高く評価する声も上がっている。 『降り積もれ孤独な死よ』の第一部ともいえる第7話までを演じきった2人。物語は舞台の中心を2024年に移し、さらなる謎が降り積もる。降り積もる謎が予測不能な結末へと誘う、第8話は、25日(日)夜10時30分に放送される。 また、萩原利久&佐藤大樹から2ショット対談コメントが到着している。 ──蒼佑と鈴木、それぞれを演じ切ってみた感想は? 萩原 6話の終わりから7話にかけて、監禁されて死亡するまでのシーンをゴールとして演じてきた面が強くあったので、手応えとしては、すごく良い環境で、良いものをやらせていただいたなというのがあります。 大樹くんとは、拉致・監禁されて以降のシーンではガッツリとお芝居させてもらいましたが、それまでのシーンではほとんど絡んでいなかったので、「きっと裏ではあんなことしているんだろう」みたいな想像をして、こちらも気持ちを高めていきました。なので、2人の演技がガチャンと当たった時は、現場の雰囲気含めて、すごく良いシーンになったのではと感じ取れて。総じて楽しくもあり、刺激もありで、素敵な現場だったなと思います。 佐藤 原作も読ませていただき、鈴木潤というキャラクターは、作品においてキーとなる人物だというのは自負していたので、演じるにあたってとても大きなプレッシャーを感じていました。どういう風に演じようかなとクランクイン前までは不安でしたが、座長の成田さん含めて、利久や吉川愛さんや共演者の皆さんに助けられて、役を全う出来たんだなと改めて実感しています。 何より現場での学びがものすごく多かった作品だったと思います。たった2ヶ月ほどでしたが、僕にとって忘れられない夏になりました。特に利久は昔から知っていたし、同世代の仲間でもあったので、一緒にお芝居ができてすごく嬉しかったです。 萩原 ずっとお互いに知っているし、知っていたからこそ、共演がまず決まって一緒になったと思いきや、全然会わないから。 佐藤 ほんとに監禁するシーンから3日間連続ぐらいしか会ってない。 監禁のシーンなどが続くので、現場も重たくなるのかなって思っていたんですが、カメラが回っていないところでは常に3人(佐藤・萩原・吉川)でたわいもない話をしていて。リラックスした雰囲気で撮影に臨めたので、お2人にとても感謝しています。お2人は自分より若いのに、引き出しとか見せ方とか演じ方がすごいなって間近で勉強できたので、本当に楽しかったですね。