若月佑美が“やめたこと”は「完全防備の日焼け対策」 コスメ愛とこだわりの美容法を語る
WWD:そこまで考えているのですね。美容業界は今、艶肌ブームが来ていますが舞台上ではどうしていますか?
若月:舞台ではクッションファンデーションなどの艶が出るアイテムは使わないようにしています。後からハイライターで艶を足すことはありますが、土台はマット一択。最後にフィックスミストをかけて、汗をかいても崩れないベースメイクに仕上げています。また、男の子の役を演じるときは自分の肌色よりもワントーン暗い色味を選んだりするなど、肌作りは自分で工夫することが多いです。
この投稿をInstagramで見る
若月佑美(@yumi_wakatsuki_official)がシェアした投稿
WWD:今回の舞台「有頂天家族」で演じる弁天の見どころを教えてください。
若月:弁天は人間にも、たぬきにも、てんぐにも寄らないミステリアスで妖艶な女性なんですよね。その様子がより際立つような演出が入る予定なので、マンガやアニメとはまた違った弁天が楽しめると思います。
WWD:弁天を演じるに際し、苦労したことは?
若月:私と真逆の性格や雰囲気なので、色気や妖艶な雰囲気をどう表現したら良いのか悩みました。弁天はてんぐなので、物語では飛んだり、急に姿を消したりする場面があるんです。舞台では演出や装置で助けてもらうかもしれないのですが、自分自身もちゃんと気配を消せるように、表情やしぐさで演じなければいけないと思っています。
WWD:最後に、舞台「有頂天家族」への意気込みを聞かせてください。
若月:フィクションではあるんですけど、舞台が京都なので、実際にある場所を思い浮かべて見ていただき、物語の世界にふと入ってしまったという印象を持ってもらえるような公演にしたいと、チームの一員として考えています。
弁天としては、Wキャストを務める下鴨矢三郎役の中村鷹之資さんと、濱田龍臣さんをサポートし、ちゃんと2人を立てられるような立ち位置でいられるよう尽くしたいです。また、会場には森見登美彦先生の作品が好きな方がたくさんいらっしゃると思うので、その方たちにも楽しんでいただけるように頑張ります。
▪️「有頂天家族」 11月3~11日新橋演舞場、11月16~23日南座、11月30日~12月1日御園座 出演:中村鷹之資、濱田龍臣、若月佑美、渡部秀、池田成志、相島一之、檀れいほか 原作:森見登美彦(『有頂天家族』幻冬舎刊) 脚本・演出:G2