都内でで行われた短編映画「THE　GIFT　OF　TIME-時と生きる－」のワールドプレミアイベントに出席した(左から)服部真二CEO、MISIA、隈研吾氏、ポーラ・チャールズ監督

　歌手のＭＩＳＩＡが２３日、東京・シネスイッチ銀座で行われたショートフィルム「ＴＨＥ　ＧＩＦＴ　ＯＦ　ＴＩＭＥ―時と生きる―」（ポーラ・チャールズ監督）のワールドプレミアイベントに出席した。 　建築、音楽、美術など、日本文化を世界に発信している様々なクリエイターとコラボレーション。「時」という視点から、日本文化を紐解（ひもと）いていく。 　劇中、ＭＩＳＩＡは２０２０年、２３年に奉納ライブを行った奈良・東大寺を訪問。「世の安寧を祈って創建され、１２５０年以上の時を刻んできました場所。私にとってもご縁のある場所で、歌を奉納させて頂きました。その場所で『ＴＨＥ　ＧＩＦＴ　ＯＦ　ＴＩＭＥ』のお話をさせて頂き、感慨深く感じました」と話した。 　ＭＩＳＩＡは、３月に国産初の腕時計や、世界初のクオーツ時計を発売したことで知られるセイコーグループの創業者・服部金太郎氏の一代記のドラマ主題歌「ゆびきりげんまん」を歌った。その縁もあって、同グループのブランドアンバサダーに就任。「大変光栄に思います。正確な時を知ることができたのは、大きなギフトだったと思います。私たちは自然の『時』から、人の『時』をつかんで、人生を歩むことができました。私たちがどんな未来を描いて時を刻んでいけばいいのか―。時の大切さを伝えていらっしゃるＳＥＩＫＯさんのお役に立てるように活動していきたい」と力強く宣言。「これからも多くの方に歌を聴いて頂き、願わくば時を超えるような。１００年、２００年と皆さまの心に届くような歌が歌えたら」と誓った。