【便利なリスト付き】読むのはコレだけでOK! スーパーカーからデコトラまで、これから発売のカー&バイク・プラモをイッキ出し!
2024年10月12日(土)と10月13日(日)の2日間、東京ビッグサイトにて開催された『第62回全日本模型ホビーショー』の出展品の中から、年末年始をにぎわせそうなカーモデルやバイクモデルを、編集部特製発売日リスト付きでイッキにご紹介! さて、あなたのお気に入りは? 秋の夜長は模型作りでも…という季節がやってきました。そこで今回は発売されたばかり、あるいはこれから発売される予定のカーモデル、バイクモデルの気になる新製品をイッキにお見せしましょう。チャレンジしたい1台を探してみてください。 タミヤのポルシェ 911 GT3 RSは超絶精度で組み立てやすさを追求! タミヤの注目の新製品は『1/24 ポルシェ 911 GT3 RS (992)』(2024年12月発売予定、予価4050円・税込)。911 GT3 RSは長い歴史を誇るポルシェ911シリーズの中で、サーキット走行を重視した高性能ロードカーとして2022年に発表された1台。ボンネットやフェンダーにベントを設け、前後のホイールアーチやルーフに整流フィンを装備。さらに大型リヤウイングには可変式のDRS(空気抵抗低減システム)が採用されて空力が徹底的に追求されただけでなく、車体各部にCFRPを多用するなど軽量化も実現。リヤに搭載されるエンジンは4.0L 水平対向6気筒。数々のレーシングテクノロジーが投入され、525psを発揮する。 タミヤのキットはボディ各部にエアベントを開け、整流フィンが装着された迫力ある姿が実感たっぷりに再現され、ボンネットやルーフのカーボン素材、ダッシュボード、メッシュ素材のシートやドア内張はデカールで表現される。ブレーキキャリパーとディスクは別部品化され、ミラー面やハイマウントストップランプには金属製インレットマークが用意されるなど、細部も抜かりはない。ご丁寧に塗装用マスクシールも付属する。また、エアベントなどのボディの黒い部分は別パーツで、これが驚くべき勘合精度でピタリとハメ合わされる。デカール表現の部分と相まって、極論、ボディを塗装しないでも2色の塗り分けボディが完成してしまうのだ。 ハセガワはKP61スターレットを筆頭に怒涛の旧車攻勢だ! ハセガワの新製品で注目は『1/24 トヨタ スターレット KP61 S (3ドア) 中期型 1980』(2024年11月23日ごろ発売予定、予価3520円・税込)は、1978年に登場し、最後の国産FRハッチバックとなった2代目スターレットの1980年モデルで、俗に中期型と呼ばれる仕様を模型化。ヘッドライトが角型になったのが特徴だ。 ハセガワがモデルアップしたのはサンルーフが標準装備となったスポーツグレードの“S”で、徹底した実車取材を行なったという。ハセガワのキットはオーソドックスな手法で手堅く実車を再現しており、申し分のない出来だ。 このほかハセガワは国産旧車のカーモデルで怒涛の攻勢。また、輸入代理店として手掛けるアメリカやドイツのレベル社、あるいはウクライナのICM社の製品なども充実した展開を見せている。 アオシマのスナップカー軍団はますます充実、死角なきラインアップへ! 近年のカーモデルで無視できない存在がアオシマの『楽プラ スナップキット』シリーズだというのに異論はないだろう。誰でも簡単に組み立てられ、塗装不要でツヤツヤピカピカのボディが楽しめる画期的なモデルカーだ。 アッという間に車種が「働くクルマ」にまで広がり、今度はついに外国車の旧車、『1/32 フォルクスワーゲン ビートル』(2025年発売予定、価格未定)が発売される。モデル化されるのは1955年のオーバルウィンドウ・モデルで、最近の同シリーズでおなじみとなってきたローダウン仕様にも組み立て可能なギミックを備える。 もちろん国産車も忘れていない。『1/32 ホンダNA1 NSX』(2025年発売、価格未定)』は国産車初のスーパースポーツカーを、『1/32 ホンダ DC2インテグラ タイプR』(2025年発売予定、価格未定)は1998年の後期型を再現するという。こちらもローダウン仕様にも組み立て可能なギミックを備える。 また、『1/32 スズキ JA11 ジムニー(2025年発売予定、価格未定)』は、2代目の3期モデルを再現する。さらに、「働くクルマ」からは『1/32 日野デュトロ パッカー車』(2025年発売予定、価格未定)。キャブは日野デュトロ、パッカー部はShim Meiwa製G-PXを再現している。ボディ下部の装備もリアルに再現するという。ただしリフトアップ仕様にも組み立てられるというのは蛇足かもしれない。 スナップキット軍団は1/32スケールだけではない。いわゆるオーセンティック・スケールの1/24スケールにも展開の幅を広げて着々とラインアップの拡充がはかられている。『1/24 楽プラ スナップカー R35 NISSAN GT-R NISMO Special edition 2022』(2024年10月発売予定、予価3740円・税込)、『1/24 楽プラ スナップカー JB64 ジムニー 2018』(2024年11月発売予定、予価3960円・税込)に続き、ランサー・エボリューションなどの発売予定がアナウンスされている。 もちろんスナップキット以外の、接着や塗装が必要な一般的なプラモデルのラインアップも充実している。待望のニッサン 180SXから映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PartII』のタイムマシン仕様のデロリアンまで、アオシマは豊富なバリエーションを取り揃えている。 もちろんこれだけで終わらない、まだまだ出るゾ、カーモデル! もちろんカーモデルを作っているメーカーはこれだけではない。プラッツが代理店を務めるマカオの模型メーカー、BEEMAXは特にモータースポーツ関連に熱い展開を見せる。大型の1/12スケールの最新作は『マクラーレン MP4/4 1988 ワールドチャンピオン』(2024年12月発売予定、予価30800円・税込)。とんでもない再現度を誇る逸品で、ご丁寧にレインタイヤまで付属する徹底ぶりだ。 そのBEEMAXが新たに開発をスタートさせたのが『1/12 MAZDA 787B』。発売予定日も価格も未定だが、日本のモータースポーツ史に欠かせない1台だけに楽しみに待ちたい。 またBEEMAX以外の海外メーカー製品も目白押し。写真がない商品も少なくないため詳細はリストをご覧いただきたいが、しばらくプラッツのラインアップからは目が離せない。 国内の小さなメーカーも頑張っている。モデラーズの『1/32 マツダ ロードスター(2015) (プラモデル版)』(発売日未定、予価2640円)は昨年秋に開発の第一報が伝えられたが、具体的な発売日は未定ではあるものの、もう発売の寸前まで来ている状況だ。また、完全な新製品というわけではないが、1980年代初頭の幻の名作キットをリバイバルした『1/20 アメリカ陸軍 1/4トン 4×4トラック(トレーラー/機関銃付)』(2025年4月発売予定、予価4950円・税込)がファインモールドから登場。2011年にファインモールドで復刻生産した際に付属しなかったトレーラーとM2重機関銃などアクセサリーパーツも復刻された完全復刻版で、ファインモールドで新規製作された2種のフロントグリルのパーツなども付属する。 4輪カーモデル メーカー/ブランド別 新製品発売日順リスト えっ、あんなモデルも!? バイクモデルも各社から登場! ハセガワからは完全新規の『1/12 ホンダ XLR BAJA (MD22) (1991)』(2024年12月27日ごろ発売予定、予価3960円・税込)が登場。また、既存のキットに新部品と新デカールをセットした特別仕様、『1/12 ホンダ VT250F (MC08) インテグラ (1985) “ウイングスペシャルエディション” (特別仕様・限定生産)』(2024年11月30日ごろ発売予定、予価4400円・税込)も登場する。 オジサン世代感涙の『1/12 ワイルド7 飛葉ちゃんのCB750FOUR』(2024年11月発売予定、予価7040円)がアオシマから登場。専用パーツで完全再現。 若い世代に人気の『ゆるキャン△ SEASON3』 からは『1/12 志摩リンのスクーター』(左)と『1/12 土岐綾乃のミニバイク』(右)はアオシマからそれぞれ2024年11月発売予定で、予価は各3740円(税込)。豊富にセットされたキャンプツーリング・グッズのアクセサリーパーツが作品世界を盛り上げる。 特にモータースポーツ関連のキット化に力を入れているBEEMAXは、2輪のレースマシンのキット化も抜かりない。『1/12 スズキ RGV-Γ 1993 WGP500 ワールドチャンピオン』 (2024年12月発売予定、予価5940円・税込*プラッツ扱い)は、プラ部品のみならず、超小型ネジをも駆使して組み立てる精密キットだ。 また、春の第一報でバイク模型ファンを驚かせたHJMの『1/12 ホンダ NSR50』(発売日未定、価格未定*ホビージャパン扱い)も着々と進行している模様で、現在、3カラーのバリエーションが用意されることが明かされている。さらに『NS-1』や『PCX』の開発が予定されていることが明かされたのもうれしい。 最後に変わりダネを一つ。マックスファクトリーの『1/20 みのり with Honda 船外機 BF350』(2025年1月発売予定、予価4620円・税込)はホンダの4ストローク船外機のフラッグシップモデルであるBF350と、同スケールの水着とライフジャケットを着用したオリジナルキャラクター“みのり”のセット。BF350のエンジンは350psを発揮する5.0L V8 VTECエンジンで、船外機専用の新開発のもの。ホンダの市販製品として初のV8として話題になったエンジンだ。ケースの中に縦におさめられるこのエンジンも余すことなく立体化されているのに要注目だ。 さて、これだけ目移りしそうなアイテムの数々、あなたのお気に入りは見つかっただろうか? 2輪バイクモデル メーカー/ブランド別 新製品発売日順リスト
MotorFan編集部