シリア要衝に反体制派侵入 北部アレッポ、戦闘激化
【エルサレム共同】シリア人権監視団(英国)は29日、内戦中のシリアで、北部の要衝アレッポの一部地域に反体制派勢力が侵入したと伝えた。アレッポや北西部イドリブなどで反体制派勢力とアサド政権側との激しい戦闘が起きたもようだ。監視団は、27日からの戦闘の死者が270人超に上ったとしている。 アサド政権を支援するレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラは、昨年10月からのイスラエルとの交戦で疲弊し、27日に停戦合意が発効したばかり。反体制派がこれを機に攻勢を強めた可能性がある。 シリア内戦で激戦地となったアレッポは、政権軍が2016年に制圧していた。