立浪竜"二遊間改革"の主役候補!怪我から復帰した田中幹也が2年目の逆襲に向けた胸中を激白
「同期だからこそ絶対に勝ちたい」村松、福永の活躍に発奮
田中選手「チャンス逃したなというのは思いました。結果も出ていた時だったので。その分、なおさら悔しかったというか…」 長く苦しいリハビリ生活は同じことを繰り返す日々。一方で同期の村松開人選手と福永裕基選手は華やかな一軍の舞台で躍動していた。 田中選手「レギュラー取られたなとも思いましたし、まずその2人に信頼がいってしまったなというのがあったので」 それでも2人の活躍が田中選手の心の支えになっていたと明かす。 田中選手「同期ですけど、同期だからこそ本当に、今もですけど絶対勝ちたいというのはあります。1年目でだいぶ差が開いてしまったので」 同期の活躍を自身の燃料に転換させ、自分にできることを全力で取り組んだ。 田中選手「一軍の試合もたくさん見てきて、このピッチャーこうだなとか色々研究しましたし。『来年勝つために』っていう思いでは、野球に携わる時間を増やしました」 すべては再び一軍の舞台に戻るため―。 田中選手「いつどう終わるか分からない世界にいるので。1年目がダメだった以上、本当に2年目に懸けたいというか。去年の分以上に働きたいというのはあるので」
「今年1年間、死ぬ気で」2年目の逆襲に抜かりなし
2024年2月。リハビリを終えた田中選手は沖縄でアピールを続けた。離脱する前よりも成長を実感している。 田中選手「練習時間が増えてきたので、技術的にも体力的にも力がついたかなと思う。全部鍛えられたかなと思いました」 およそ1年ぶりに訪れた実戦の守備においては不安を口にしていた。 田中選手「守備につく前はめっちゃ緊張したんですけど。一球打球をさばいたら、ちょっと緊張がほぐれたかなと」 二軍の教育リーグが始まり連日スタメンで出場すると状態の良さをアピール。こうして迎えた3月8日、満を持して一軍合流を果たした田中選手は力強く決意を明かした。ライバルは同期だけでなく、後輩であるルーキーもしっかりと意識をしている。 田中選手「本当に今年が勝負だと思いますし、ルーキーも二遊間を(ドラフトで)とってきたので。今年1年間、死ぬ気でやっていきたいと思っています」 田中幹也の逆襲が始まる―。