「透明急須」で緑茶のおいしさ再発見。ビジュアルも素敵で扱いやすい!【本日のお気に入り】
静岡出身の私にとって、緑茶は一番身近な飲み物。実家を出るまでは、当たり前のように毎日何杯か飲んでいた“お急須でいれたお茶”ですが、最近はもっぱらティーバッグのお茶を利用することの方が多くなっていました。そんな折に知ったのが、ちょっと特別感のある「透明急須」。久しぶりに、“お茶っ葉”から緑茶を味わっています。 【写真9枚】おしゃれで機能的な「透明急須」でお茶をいれてみました!茶葉が開く様子やお茶の色がキレイに見えるのが新鮮!
透明、割れない、シンプル形状…これは新しい急須!
「静岡のババの家でいれてもらうお茶って美味しいよね。あれ、うちでも飲めるかな?」と言い出したのは、いつものティーバッグでいれた緑茶を飲んでいた娘(中学生)。 あぁ、丁寧にいれたお茶の味が分かるようになったんだなぁ、と感心しつつ、最近使っていなかったお急須を棚の奥から取り出してみると、うーん、ちょっと丁寧に洗ってあげないとなという状態。 一人暮らしの時も子どもができてからも、急須は持っていたのですが、忙しい日々の中で、だんだんとティーバッグの方が楽になり、すっかり出番が減っていました。 あと、普通の急須ってどうしても収納スペースをとるし、やっぱりお茶の葉を捨てたりするのがちょっと面倒だったりするし……。 でもせっかくだから、気に入った急須を新調してもいいかもと思っていたタイミングで、「こんなお急須見つけて買ったんだけど」と姉に見せてもらったのが、この「究極にシンプルにお茶を淹れられる」ことをコンセプトに作られたという「透明急須」でした(価格は税込み4,542円。※「煎茶堂東京」での価格。同サイトの他、他のネットショップでも販売されていました)。 あまりに“新しい”お急須だったので、試しに(しばらく)使わせてもらったら、これはすごい。ぜひこの連載でも紹介させてもらおうと思ったのです。 では、商品に入っていた冊子を参考に、「透明急須」で美味しいお茶をいれてみます。
茶葉が開く様子も、お茶の色も、キレイに見える!
せっかくなので、改めて手順を追ってお茶をいれてみました。透明なので、茶葉の様子やお茶の色がキレイに見えるのが新鮮。注ぎ口からの“きれ”も良いです。 そして一口……、 「あー、これこれ!」という緑茶の旨みが広がります! ハッとするような味わいと香りに大満足。ちなみに、今日いれたのは、実家の母が送ってくれた静岡の「本山茶(ほんやまちゃ)」です。 ちょうど小学生の息子がいたので、やってみる? とお茶のいれ方を教えてあげました。 「これ好き。少しだけ海苔みたいな味がする。水筒のお茶これにしようかな」 とのこと。海苔の味? 確かにうっすらと出汁のような旨味を感じます。子どもの味覚、恐るべし。 この「透明急須」、『煎茶堂東京』を手掛ける「LUCY ALTER DESIGN」が企画・商品デザインをしたもので、この「透明急須」は「GOOD DESIGN AWARD 2018」も受賞しているそう。 特徴はすでにご紹介していますが、 ●落としても割れないから、扱いやすい&お手入れもラク 陶器製のものが多い従来の急須に比べて、本体が樹脂(飽和ポリエステル樹脂)+ステンレスの茶こしなので、扱いやすい。食洗器にもかけられます。 ●取っ手がなく、重ねられるから収納もスッキリ 口に手、つまみと、普通の急須は出っ張っている部分が多いですよね。この透明急須は、それらがそぎ落とされているシンプル形状なので、収納スペースも取りません。スタッキングもできますよ。 その他、 ●ステンレスの網が大きめ おいしいお茶をいれられる急須には、深蒸しなどの細かいお茶の葉を通さない“網目の細かさ”や、お茶の葉が広々と開くためのスペースが求められる、と言いますがそういう点でも、大きめの網はバッチリです。 と、見た目だけではなく機能性も本当によく考えられています。 とても便利な「透明急須」ですが、家族でお茶をいれるときには、もう少し量の入るお急須が便利かもしれません。 ひさしぶりに常滑焼のお急須も出してみると、量だけではなく、陶器ならでは手馴染みの良さもあるなと感じました。 もう少しすると新茶の季節。 せっかくお茶の葉からいれる緑茶の味わいを再確認できたので、自分好みのお急須探しも継続しつつ、楽しんでみようかと思っています。