小池知事定例会見5月26日(全文1)新入札契約制度、6月26日公表案件から
伊豆大島のキョン対策について
それから次に伊豆大島に飛びます。キョンっていう動物がいます。これはシカの一種なんですね。名前もちょっとかわいかったりするので、ご覧いただきたいと思うんですけれども、こちらですね。名前はキョンでかわいいんですけれど、しかしこの特定外来生物は町の特産品でありますアシタバをはじめとした農産物を食い荒らすということで、実は大島町で繁殖に大変、苦慮しているということでございます。ちなみに大島町の人口は約8000人、それから現在このキョンが生息している数がだいたい1万3000頭いるということで人口よりもすでに大きく広がっているということでございます。 これまでも都といたしまして町と連携いたしまして、このキョンの捕獲を行ってきたんですが、さらに捕獲を強化しようということでございます。この秋をめどといたしまして例えば捕獲の業者、それから町民によりますキョンの捕獲チームを結成することといたしました。そこでチームの名称を広く都民の皆さま方からまず公募をさせていただきます。そのことによって大島のキョンの問題を皆さまにも知っていただくという効果も期待したいところでございます。またこれに合わせましてチームのロゴマークを大島町の小中高生から募集をしていく考えでございまして、みんなでこのキョン対策を進めていくというムーブメントにしてまいりたいと存じます。 ちなみに環境大臣のときに奄美大島のマングースの対策、これがアマミノクロウサギなど貴重な生物を食べちゃうということで問題となりました。そこでこのマングースをどうやって捕獲するかということでチームを組んで、そしてだんだん範囲を狭めていって進めた時期がございました。 このときは、例えば当時は『ゴーストバスターズ』なんていうのも、みんな記憶にあったので、マングースバスターズという名前を付けたのを覚えております。今回は大島のキョンということでございますけれども、このキョンを捕獲するチーム編成、これをしっかりやっていきたい。ある意味でキョンのことを知ってもらうために、この問題を知ってもらうために大島へ多くの方々、実際、行っていただくということは、ある意味でまた大島への観光客と申しましょうか、こういった方々を多く大島に来ていただけるチャンスにも逆になるのかなというふうに思っております。