2026年発足のプレミア、初年度は26クラブに 秋田と大阪にライセンス発給 Bリーグ/バスケ
バスケットボール男子のBリーグは26日、2026-27年シーズンに発足する新リーグの最高峰カテゴリー「Bプレミア」のクラブライセンスを、現在1部(B1)の秋田と大阪に発給すると発表した。これでプレミアの初年度参戦クラブ数は現在のB1の24を超える26となった。 5000人以上収容のアリーナ確保(28年開幕までの完成で可)、シーズン平均入場者数4000人以上、売上高12億円以上という経営面を重視した条件で選考。これまでに千葉Jや琉球などが発給を認められている。今回は昨季の実績に基づく4次審査で、19日の理事会で茨城と京都が承認を受けた。秋田と大阪は、その時点でアリーナ要件が未確定で、継続審査となっていた。 秋田は新設される秋田県立体育館をアリーナとして申請したが、11月1日の県の入札締め切りまでに応札がなかった。だが今月20日の県議会で、事業費を110億円増額して364億円とする案が可決され、県は同日、入札実施を再公告。この金額なら応札するという業者が1社はいることが確認されており、要件がクリアされた。 クラブの水野勇気社長は「県が、佐竹知事はじめ職員一丸となって取り組んでいただいた結果、異例の早さで再入札となった。ライセンスを取得できてホッとしている」と感謝を表した。 大阪はアリーナを新設する計画で申請していたが、おおきにアリーナ舞洲の改修に変更。リーグの審査委員会が、改修に変更した計画を審査の対象と認めるかという点から審議を始め、28年秋までに間に合うのかや、改修の資金をどうするのかなどを大阪市や改修業者に確認した結果、承認に至った。 大阪の磯村英孝社長は「初年度からプレミアに参入できること、心よりうれしく思っている。夢のアリーナに向けて一丸となって取り組んでいく」とした。 リーグでは当初、Bプレミアは初年度のクラブ数上限を18としていたが、合格する可能性のあるクラブが急増したことや、もともと拡張型リーグとする方針だったことから上限なしに変更。現在のB1より2クラブ多い状態から発足することになった。 島田慎二チェアマンは「厳しい3原則で、無謀な挑戦といわれたが、ここまで達成できた。各クラブが努力している中、プレミアに入れないクラブが出るのは不義理と考え、(18以上に)増えても構わないと取り組んで、ここまで来た」と感慨を話した。