クルーズ、ITアウトソーシングをメインに事業転換 V字回復にめど、ファッションEC「Ada.」も月商4億円突破の急成長
ファッションセレクトEC「Ada.」は単月売上4億円突破
EC事業においてもV字回復の布石を打っていた。 小渕社長は、「SHOPLIST事業の減収に対応したロケットにもすでに着火している。その新規事業は『Ada.』だ」と説明した。 「Ada.」は2023年4月から開始したファッションセレクトショップだ。主に「ZOZOTOWN」で、オリジナル商品と他社優良ブランドの商品を厳選して販売しているという。 純第2四半期のEC事業の売上高は前年同期比8.9%増の18億3600万円だった。急成長の「Ada.」が「SHOPLIST」の減収分をカバーし、増収となっている。 稲垣副社長は、「1年半前くらいから『Ada.』事業を開始し、開始から8カ月で単月の取扱高は1億円に達した。そこから12カ月目で2億円、16カ月で4億円を突破している。月間平均成長率42.5%とハイペースで成長している。2024年3月期の売上高は11億2600万円となった。すばらしい立ち上がりを見せており、『SHOPLIST』の減収分をカバーしている」と話す。 小渕社長は、「(Ada.事業が)単月4億円の取扱高になったということは、12カ月だと50億円の規模になる。新規事業としては恐ろしいくらいのスピードで成長している」と話す。 クルーズは「SHOPLIST」の低迷を「Ada.」でカバーし、さらにメイン事業となるITアウトソーシング事業の成長を加速することで、V字回復を達成し、新たな成長路線に進む見通しだという。
日本ネット経済新聞