掃除中になくしたはずの「雇用保険証」を見つけました。今の雇用保険証と番号が違うのですが、放置して大丈夫ですか?「失業給付」で損をすることもあるのでしょうか?
ハローワークインターネットサービス 基本手当の所定給付日数 しかし、もしA社の在籍期間を通算したら、被保険者期間は「11年」になるため、失業給付が「120日分」受給できます。30日分も失業給付の給付日数が多いのです。さらに、離職理由が自己都合ではなく会社都合だった場合を考えてみましょう。図表2は、会社都合で退職した場合の失業給付の給付日数です。 図表2
ハローワークインターネットサービス 基本手当の所定給付日数 仮にこの人の年齢が「45歳」とすると、B社のみの場合の失業給付を受給できる日数は「180日」ですが、A社の期間を通算すると「270日」になり、給付日数は90日も増加します。
複数ある番号は早めに統合
このように、複数ある雇用保険被保険者番号をそのままにしておくと、給付金の受給上、不利になることがあります。前職で働いた期間も大事な被保険者期間です。2つ以上ある番号は放置せず、番号の統合をしましょう。 番号の統合は「雇用保険被保険者番号統一届」という書類を提出することでできます。もし番号が2つ以上あるときは、会社の社会保険担当者に事情を説明し、番号の統合手続きをしてもらいましょう。 出典 ハローワークインターネットサービス 基本手当の所定給付日数 執筆者:橋本典子 特定社会保険労務士・FP1級技能士
ファイナンシャルフィールド編集部