立憲は「130万円の壁」で対策法案を提出 国民は玉木代表の不倫疑惑を倫理委で調査へ
立憲民主党は13日、年収130万円の壁の解消に向けた法案を提出しました。一方、国民民主党は玉木代表の不倫問題を倫理委員会で調査することを発表しました。 【画像】玉木代表に特大ブーメラン 過去のブログ「絶対に、不倫をしない」の記述
■立憲と国民「年収の壁」対策に違いも
13日、立憲民主党が衆議院に提出したのは「年収の壁」への対策法案です。 立憲民主党 山井和則 国対副委員長 「『103万円の壁』以外に大きな『130万円の壁』もあるわけですね。『103万円の壁』の解消、『130万円の壁』の解消をセットでやらないとだめなのではないかと」 「年収の壁」といえば、国民民主党が主張するのはいわゆる「103万円の壁」の見直しです。 国民民主党 玉木雄一郎代表 「とにかく『103万円の壁』の引き上げということは税制改正に直結しますので」 同じ「年収の壁」でも、国民民主党と立憲民主党の対策は「壁」の種類に違いがあります。国民民主党が主張するのは「税金の壁」への対策です。 アルバイトやパートの人の年収が103万円を超えると所得税の支払いが発生します。国民民主党は「この課税最低ラインを最低賃金の増加率1.73倍に合わせ、178万円まで壁を引き上げるべき」と主張しています。
■立憲「社会保険の壁」対策法案を提出
一方、立憲民主党が主張する「130万円の壁」は「社会保険の壁」です。 東京・墨田区のスーパーイズミ業平店で、苦労しているのはパート従業員のシフト作りです。 スーパーイズミ 五味衛社長 「(Q.タイムカードを見てスケジュール調整?)そう。タイムカードを見て、130万円(超えそう)って決まった場合は(シフトを)組み直さないといけない。従業員も社会保険に入らないといけなくなることで、手取りの額が減る。非常に大変だと感じています」 勤務先の規模などによって、年収が106万円または130万円以上になると、配偶者の扶養から外れて社会保険料の負担が生じ、手取りが大きく減ります。 立憲民主党は、この「130万の壁」を解消するため、社会保険料の負担によって減った収入を給付金で補填(ほてん)する法案を国会に提出しました。年収200万円までを対象として、給付に必要な財源はおよそ7800億円としています。