華やかに「花街総見」 南座の顔見世興行
京都の花街の芸妓や舞妓が南座の吉例顔見世興行を鑑賞する「花街総見」が、2日から始まりました。花街総見は、歌舞伎界と縁の深い京都五花街の芸妓や舞妓が南座の吉例顔見世興行を鑑賞する恒例行事で、舞台上での所作や舞など芸事の勉強になるようにと行われています。初日は、祇園甲部の芸妓や舞妓が役者の名前が書かれる「まねき看板」を模したかんざしなどで着飾って南座を訪れ、60席ある桟敷席に並ぶと、会場は華やかな雰囲気に包まれました。今回の顔見世は、稽古中に鼻とあごの骨を折るけがをした片岡愛之助さんが出演する予定だった「大津絵道成寺」は中村壱太郎さん、「色彩間苅豆」は中村萬太郎さんが、当面の間それぞれ代役を務めます。 【声】祇園甲部舞妓 穂乃佳さん 「歌舞伎見せてもらって、お稽古のためになったらいいなと思います」 「吉例顔見世興行」は今月22日までで、花街総見は6日まで行われます。