タイに塩素化塩ビ樹脂コンパウンドの第2工場を新設、生産能力を1.6倍強に増強
積水化学工業(積水化学)の環境・ライフラインカンパニーは2024年11月11日、タイの連結子会社であるSEKISUI SPECIALTY CHEMICALS THAILAND(以下、SSCT)のヘマラートイースタン工業団地内(タイ東南部マプタプット)にある工場敷地内に第2工場を新設すると発表した。第2工場の稼働開始は2025年度下期を予定している。 CPVCコンパウンドのイメージ(左)とCPVCの用途例(右)[クリックで拡大] 出所:積水化学工業 積水化学では、SSCTにおいて塩素化塩ビ樹脂(以下、CPVC)をコンパウンド化し、「Durastream(デュラストリーム)」ブランドとして、樹脂配管などを成型する海外メーカーに販売をしている。 CPVCは、塩素を付加した特殊な塩化ビニール樹脂で、主に耐熱性が必要とされる、給湯管用やスプリンクラー用などの配管材の原料に使用されている。 近年、インドをはじめとするさまざまな国で耐熱性樹脂配管材の需要が高まってきており、今後も堅調な伸びが期待できることから、SSCTに第2工場を新設し、CPVCコンパウンドの生産能力を1.6倍強に増強する。
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