南ア製造業PMI、11月は48.1 50割り込む=アブサ
[ヨハネスブルグ 2日 ロイター] - 南アフリカの金融機関アブサが発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)は48.1と、10月の52.6から低下し、好不況の分かれ目となる50を割り込んだ。 不安定な需要動向が事業活動を圧迫した。 9─10月に上昇していた事業活動指数と新規受注指数がともに低下した。 アブサは「国内のインフレ率と金利は今年に入り低下しているが、需要は依然予測不可能だ」と述べた。 外需が一定の支援要因となったものの、ランド安と国内の不確実性が引き続き今後のリスクという。 「11月の米大統領選でトランプ前大統領が勝利したことを受けて、国際政治の見通しが複雑になっており、世界の経済成長と貿易の行方に対する懸念が浮上している」と述べた。