海人がGLORY元ランカーを豪快KOで撃破、GLORY王座への道を語った

　6月15日（土）東京・後楽園ホールで開催された『SHOOT BOXING 2024 act.3』のメインイベントでSB世界スーパーウェルター級王者の海人（TEAM F.O.D）が、元GLORYライト級9位でISKA世界ライトミドル級王者のアルマン・ハンバリアン（アルメニア）を2ラウンドに白目を剥かせダウンさせる衝撃TKO勝ち！その翌日に海人が早くもSB 8月大会へ意欲、昨年8月に敗れてしまったGLORY王座への再挑戦についても語った。 【フォト】海人の豪快KOシーン！相手は白目を剥き仰向けにダウン、KO負け 　一夜明け会見では「自分自身がパワーアップしてレベルの差を見せたり、圧倒的に勝つという姿を皆さんに見せないといけなかった」とし、目指すGLORYのベルト獲りに意欲。 　対戦したハンバリアンをKOしたことについては「僕の右クロスや左フックもそうですけど、1Rにタイミングを徐々に掴めていて、相打ちの場面も何度かあったのですが、2Rに足も効かせたし、お腹も効かせていたのでそろそろ確実に当たるなというタイミングがあったので、そこでパンチの受け返しじゃないですけど、そこに移行していくタイミングであの左フックが当たりました」と決め手となった左について語った。 　さらに「ハンバリアンは頑丈で、普通の選手だったら倒れていた攻撃を当てても倒れなかった。そういうところも練習していかないと、これからは一発で倒せないと思うので、的確に数を打っていき、今回みたいにああいう形で倒せるようにまたレベルアップしていきたいと思います」と再び目標とするGLORY王座へ向け今後レベルアップする強敵に向けて覚悟を語った。 　次戦については、「ずっと言っている通り、自分が倒したいのはベスタティだけ。ベスタティを倒してGLORYのベルトを巻くのが目標なので、上位ランカーが相手であっても圧倒的な強さを見せて今回以上の倒し方をしていきたいし、GLORY側に『ベスタティは危ないんじゃないか』と思わせる試合を上位ランカーとしたい」とGLORY上位ランカーとの対戦を希望。 　海人は王者ベスタティと昨年8月にGLORYのタイトルマッチで対戦し判定負けを喫している。そのベスタティは2階級制覇を目指し、来月7月21日『GLORY93』で前GLORYウェルター級世界王者のエンディ・セメリアと対戦することが決定している。 　海人は「ベスタティは階級を上げて試合をしますが、あの階級だとデカくはない。スピードは速いのでそこで勝っていくためにレベルは上がっていると思うので、試合を見てみたい。そこでどういう勝ち方をするかはわかりませんが、ベスタティに勝ってほしい」と自身が対戦するまで勝ち続けてほしいようだ。 　次回、8月17日（土）東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.4』については「自分はすぐにでも準備できるので出たいと思います」と気合い十分。 　会見に同席した緒形健一代表は「今後はGLORYサイドと協議しながら上位ランカーとの対戦を組んで、ベスタティとのタイトルマッチに向けても我々で努力していきたい」とGLORY上位ランカーとの対戦に向けて動きたいとした。