安保瑠輝也（2023年2月撮影）

　「超RIZIN3」（7月28日、さいたまスーパーアリーナ）で行われる予定の「マニー・パッキャオ　VS　鈴木千裕」について、安保瑠輝也（28）と木村“フィリップ”ミノル（30）が鈴木の代役に名乗りを上げた。 【写真】ドローに終わった鈴木千裕と五味隆典の一戦 　鈴木は23日に行われた「KNOCK OUTカーニバル2024スーパーバウト“BLAZE”」で師匠の五味隆典と対戦。普段の思い切りの良さが影を潜め、試合はジャッジ3人がいずれも29－29のドローに終わった。 　試合後の会見で、KNOCK OUTおよび鈴木の所属ジム・クロスポイント吉祥寺の山口元気代表は、パッキャオ戦への懸念を口にした。「もともと僕はこのパッキャオ戦の話が来た時に（五味戦の）1カ月後だし無理だから、たぶん拳も痛めるだろうし、無理じゃないですかっていう話はちょっとね（させてもらった）。ただ本人はやりたい、やりたいというので。僕自身はあんまり気が進まなかったというか。拳も痛めてるところもあるし。パッキャオ先生はちょっときついんじゃないのっていう意見だったので。でも選手はオファーが耳に入っちゃうと、それをさえぎることはできないので（今後、実際に試合をするかどうか）話し合いにはなると思いますけど」と話した。 　また山口代表は「俺はちょっとやめた方がいいんじゃないかって思ってますけどね。本人がどう思ってるか分からないですけど、ジムの会長としてはMMAとキックをやった方がいいんじゃないかなって。パッキャオ先生は違うんじゃないかって。強すぎるかなと思うんですけど」とパッキャオとのボクシングの試合ではなく、MMAとキックボクシングに集中すべきだとも主張。その上で「でも優先されるべきは本人じゃないですか」とあらためて本人の意向を大事にしたいと話した。 　26日までに鈴木本人からの意思表示はないが、このような状況の中で安保がSNSに「俺の出番やな」と書き込み、代役に名乗り。木村も「PacquiaoとRyan garciaどちらも俺に任せて欲しい。堂々と勝負出来る所を魅せる　俺なら彼らをKnock Outさせれる」（原文まま）と記して、パッキャオと元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシアとの対戦を熱望した。