これは痛い!ローキックのみでダメージを競い合う大会、極真vsキックボクサーの結末は?=スペイン
今年6月8日、スペイン・バレンシアでローキックのみで戦う第1回大会が開催された。この大会は、『LOW KICK CHAMPIONSHIP』が主催するローキックを蹴り合うイベント。その大会名の通り、ローキックを互いに蹴り合いダメージを競い合う大会だ。 【フォト&動画】これは痛い!ローキック直撃、耐える選手、足をひきずるシーンも ルールは、至ってシンプルだ。ケージの中に2名の出場選手が入り、マットに仕切られた赤と青ゾーンにそれぞれ蹴られる足を踏み入れて、向かい合って構える。コイントスで先攻後攻が決まり、各ゾーンに足を入れたまま交互にローキックを蹴ってダメージを与えるという競技だ。 蹴っていい箇所は、ヒザから上の太もも部分でカーフキックは禁止。内側のインローに関しては、互いが合意すればOKということになっている。また足を上げてのブロックは禁止で、蹴られる瞬間に太ももを外側に向ける、いわゆる空手の“外受け”のようなローキックのディフェンスがとくに有効のようだ。 体重制で60kgから10kg単位で階級分けし、男女に分かれてのワンマッチ形式を採用。勝敗は、一方が申告して負けを認めたときに決着がつくとのこと。 第1回大会は、極真空手家とキックボクサーの異種格闘技戦が2戦連続で実現し、ここは極真が連勝。そしてK-1vs.ムエタイは、K-1が勝利(※選手名はアレックス・ゴンザレス。K-1に出たことがあるというファイターなのだろう)。さらに極真vs.MMAは、打ち下ろしのローキックを蹴っていった極真が勝利。また極真vs.他流派空手(BJJ.KARATE)も実現し、極真が一発で勝利した。 最後は極真vs.極真となり、互いにローキックを蹴り合う接戦となったが、やがてダメージを蓄積された選手が手を挙げて負けを認めた。 試合を見た印象だと、近距離でのローキックの蹴り合いとなるため、フルコンタクト空手の選手が有利か。ローキックの打たれ強さに自信がある格闘家に出てもらいたいが、それは規模が大きくなって賞金が増えればということが前提になるのかもしれない。 次回大会は7月9日。ローキッカーは、ぜひ挑戦を!