多部未華子、時代を超えて恋をする『あやしい彼女』の素顔とは?
――オードリー・ヘップバーン風の髪型も含め、レトロなおばあちゃんファッションがお似合いでした。 衣装合わせのときから「かわいいな」と思っていました。映画でもすごく映えていましたし、スカーフの使い方なんかもオシャレですよね。50年前のファッションですが、かわいくて着ていても違和感はまったくなかったです。 ――往年の名曲をアレンジしたライブシーンなど、音楽面でも見どころたっぷりですね。 劇中で登場する歌はもちろんすべて知っていました。ライブのシーンでは1000人のエキストラさんたちに盛り上げてもらって、ほんとうにいい疑似体験をしたな、と思います。コール&レスポンスも音楽プロデューサーの小林武史さんの提案で取り入れることになって、観客のみなさんと一体になって楽しんでやれました。もうあんな体験は後にも先にもないと思います(笑)
――ボイストレーニングに励まれてのレコーディングだったそうですね。あまりの美声に共演者のみなさんも驚かれていました。 実際歌うテイクはそれほど多くはありませんでしたが、歌の練習はたくさんしました(笑)個人的にカラオケは好きでよく行くんです。女性ボーカルのものが好きで、よく歌うのはKiroroです。
――後半は親子の絆など泣けるエピソードもたくさんあります。こんなに泣けるロマンチックコメディも珍しいですね。 ラブストーリーも少しありますが、家族がテーマの作品です。家族というのはどんな形であれ、誰もが持っているもの。もともとあった環境もあれば、自分が築き上げるものもあると思います。いろいろな立ち位置と目線から「家族ってなんだろう?」っていうことを見られる映画です。そして前向きな気持ちで見終わって劇場を出られる作品だと思うので、みなさんに楽しんで見ていただければそれが一番です。
『あやしい彼女』 (C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION 2016年4月1日(金)全国公開