【POG】2歳戦独断評価 母アパパネのアマキヒが競り勝ちV 「いい素質」とC・デムーロも評価
26、27日の東京、京都、新潟を舞台に2歳新馬戦が計9レース行われ、日曜東京5R(芝2000m)では名牝アパパネを母に持つアマキヒが、1番人気に応えて逃げ切りV。外から勢いよく伸びてきた2着馬を差し返す形で勝ち切った。短期免許1週目から8勝、2着5回と手綱がさえわたったC・デムーロも「外から馬が来たらいい反応。いい素質を持っています」と高く評価した。 先週の新馬勝ち馬評価一覧 アマキヒ(牡、父ブラックタイド、美浦・国枝) 日曜東京5R・芝2000m、C・デムーロ「逃げる形になって直線では物見をしてフワフワしていたけど、外から馬が来たらいい反応をしてくれました。いい素質を持っています」(レース評価A、将来性★★★★) ヴィリアリート(牝、父ナダル、栗東・西村) 土曜京都4R・ダート1400m、C・デムーロ「ゲートが遅いと聞いていて、甘かったので促しながら行きました。スピードに乗ってからは行きたがるくらいの手応えで、直線もしっかりと走ってくれています。千八の方が走りやすいのかな」(B、★★★★) タガノバビロン(牡、父ヘニーヒューズ、栗東・西園翔) 日曜東京4R・ダート1600m、坂井「初めて乗せてもらったのですが、まだまだ緩くて完成されるのは先という印象を受けました。この血統(全兄タガノビューティー)らしくこの条件がすごく合っています。新馬として、いろいろ経験ができたなかで、いい競馬をしてくれました」(B、★★★★) リラエンブレム(牡、父キズナ、栗東・武幸) 日曜京都5R・芝1600m、浜中「ケイコから手応えを感じていましたし競馬も上手でした。楽に勝ってくれました。体がまだ弱いので競馬でそのあたりがどうかと思いましたが、問題ありませんでしたね。体がしっかりすればもっと走れると思います」(B、★★★★) ミッキーゴールド(牡、父リアルスティール、栗東・池江) 土曜京都5R・芝2000m、浜中「競馬場に来てからテンションが高く、返し馬で若さを見せていましたが、レースでは何とか辛抱してくれました。精神的に幼さがありますが、ケイコではいい動きをしていましたし、キャリアを積みながら成長していけば、もっといいレースができるようになると思います」(C、★★★★) ルージュラナキラ(牝、父アドマイヤマーズ、美浦・加藤征) 土曜東京4R・芝1400m牝馬限定、岩田康「自分のペースで行けたし、新馬戦としてはすごく冷静に走っていて、気もカッとはしていなかった。反応も良かったです」(B、★★★) パーリーラスター(牝、父モーリス、美浦・池上) 土曜東京5R・芝1600m、横山武「人気馬がいましたが、初戦からやれると思っていました。無理なく先手を取れましたし、レースセンスが光りましたね。最後も根性を発揮してくれて、よくしのいでくれました」(B、★★★) ゴールデンクラウド(牡、父クラウドコンピューティング、栗東・小林) 日曜京都4R・ダート1800m、鮫島駿「3週連続で追い切りに乗せてもらって癖を把握していましたし、いかに冷静にアプローチできるかでした。初戦の割に発汗やイレ込みがきつく、うまくいかないところがありましたが、能力があるので勝ち切ってくれました。今後は精神面が鍵になってくると思います」(B、★★★) ルイステソーロ(牡、父シニスターミニスター、美浦・畠山) 土曜新潟5R・ダート1200m、佐々木「あまりゲートの寄りが良くなかったり、物見をしたりとまだ幼さがありますね。それでもいいスピードを見せてくれましたし、上のクラスでもやれると思います」(C、★★★) (レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)