3年住んでもあかずの窓に後悔。掃除の手間が増えただけ、睡眠のジャマにも
届かない場所にあって掃除できない踊り場の窓
2つめは、階段の踊り場にある窓。こちらは3年間で一度もあけていません。それに、手の届かない位置にあるので、掃除しようにもでません。 普段は黄色のロールカーテンをかけています。日中は太陽の光によって階段が黄金色に染まり、いい雰囲気です。しかし、このロールカーテンも汚れますし、窓の縁にはホコリがたまっているはず。掃除のストレスというより、掃除できないストレスを感じています。 また、日中、この階段を上り下りすることは少ないので、なくてもよかったと思っています。もし、窓をつくるにしても、開閉式ではなくFIX窓で十分でした。
冬は寝ている頭に冷気が直撃する主寝室の窓
3つめは2階の主寝室の窓です。上の間取りを見ればわかるように、ベランダへ出る窓と書斎の位置(わが家の書斎は主寝室を経由する)から、ベッドを置く場所は、おのずと決まってきます。 ベッドを置く位置の頭のすぐそばに窓をつくりました。朝、枕元に朝日が差し込むと、気持ちよく目覚めることができると考えたからです。しかし、実際に生活してみると、冬は窓からの冷気で、頭が寒いと感じることもしばしば。快適な目覚めのための窓が、睡眠をジャマする窓に。 この窓は、高気密高断熱をうたっているハウスメーカーの標準仕様。こんなに寒さを感じるとは想定外でした。朝日を感じる窓にするなら、高い位置にFIXタイプの小窓を採用する方がよかったと後悔しています。 ちなみに、子ども部屋の窓に関しても、主寝室同様に寒さを感じることがあります。しかし、ベッドの置き場所に選択肢があるので、それほど問題にはなっていません。 しっかり情報収集をしたので、家に関して後悔していることは、ほとんどありません。しかし、窓は想定外でした。筆者のように、必要性が低いのに掃除が大変だったり、位置の問題で睡眠に影響が出たりする可能性があるので、家づくりの際はしっかり検討した方がいいと思います。
田中龍