好調続くハイイールド債市場 米景気のソフトランディング期待が追い風【解説:三井住友DSアセットマネジメント】
【今後の展開】米景気のソフトランディング期待が追い風
■ハイイールド債をめぐる好環境は今後も続きそうです。弊社は、FRBが雇用と物価を睨みながら、緩やかなペースで利下げを続けると予想しています。FRBは景気を熱しも冷ましもしない中立金利を3%程度に置いているとみられ、26年にかけて政策金利を3%近辺まで引き下げると想定しています。米利下げ局面入りに伴い米長期金利は緩やかに低下すると予想しています。 ■また、弊社は、FRBの利下げ継続により米景気はソフトランディングすると見込んでいます。このため、企業の信用力は大きく悪化はせず、社債スプレッドは比較的低水準で推移するとみています。こうした環境下では、投資家のリスク選好姿勢が強まりやすく、ハイイールド債への資金流入が続くとみられます。 (2024年10月22日) 石井 康之 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 チーフリサーチストラテジスト ※上記の見通しは当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。今後、予告なく変更する場合があります。 ※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください。
石井 康之,三井住友DSアセットマネジメント株式会社