審査員がスマホで撮影!88歳のレジェンドボディビルダーに世界大会が沸く
12月17日(火)~19日(木)の3日間で東京・有明コロシアムにて開催されている『IFBB男子ワールドカップ』。ボディビルマスターズ60歳以上級に出場したのが88歳のレジェンドボディビルダー金澤利翼(かなざわ・としすけ)。 【写真】審査員がスマホで撮影するほどのインパクト!ワールドカップで見せた金澤利翼の筋骨隆々な姿
金澤選手が出場したカテゴリーは日本人5名だけと少し寂しいエントリーとはなったが、60歳以上の筋骨隆々な姿に審査員が釘付けになる様子が印象的だった。 金澤選手は80歳となる2016年の『IFBB世界マスターズ選手権』では65歳以上級6位に輝き、その際にIFBBから特別表彰され、昨年もIFBB主催者からの招待で出場するほど、世界的にも評価され、今大会でも2日目に特別表彰を受けた。 決勝でのフリーポーズでは複数の審査員がスマホを取り出して金澤選手の1分間を収めており、世界的に金澤選手が素晴らしいことが象徴されていた。 結果は5人中5位ではあったが、力強いポージングはインパクト絶大だったと言える。 「いつも世界大会へは13時間のフライトがありますが、国内開催だとそれがないのでありがたいです。いつも以上に元気にポージングができました」 特筆すべきは金澤選手の食生活は「基本的には50歳から肉、魚、牛乳、ヨーグルトなどを食べていなくて、1日3食、玄米と納豆と味噌汁をベースにしている」ということ。 これは日本食の素晴らしさを世界に発信したいという思いからくるものだという。 「日本食で健康であることが今一番大切にしていることです。130歳まで生きるという目標のもと、ゆくゆくは玄米と納豆と味噌汁をベースの食事を1食だけにしていきたい。そういった食事でボディビルをしながら健康的になれるということを証明したいです」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中原義史