夏休みに子どもの「朝寝坊」を習慣化させない3つのコツ
【その2】寝る前にブルーライトを浴びさせない
ブルーライトとは、テレビやスマホをはじめとするデジタル機器の画面から発せられる青色光のことです。 ブルーライトには脳を覚醒させる働きがあるため、寝る前にブルーライトを浴びてしまうと脳は昼間だと勘違いしてしまい、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌が抑制されてしまいます。 寝る直前までテレビを見ていると、寝つきが悪くなってしまうのです。 <テレビやスマホは寝る1時間前まで> 夜スムーズに寝つくためには、寝る前のブルーライトを控えることがとても重要です。 目安は、「寝る1時間前まで」と覚えておきましょう。わが家では「テレビは夕食の前まで」というルールをつくっています。 小さいお子さんがいるご家庭であれば、寝る前はテレビに布をかけてしまうのも作戦のひとつです。「テレビさんも、もうねんねだよ」などとお話して、子どもと一緒に布をかけてあげるのも良いでしょう。 寝る前にテレビやスマホを見る習慣があるご家庭は、はじめのうちは苦労するかもしれません。 しかし、一日一日と継続していけば必ず習慣は変わります。子どもには、日中のうちに事前にルール変更があることを伝えておきましょう。 もし、寝る前に「テレビが見たい」と子どもに言われたら、どれが見たいのか話を聞いてあげて、「じゃあそれを明日一緒に見よう」のようにポジティブに返答してみてください。 <部屋の照明も、やや暗くする> 寝つきをスムーズにするポイントは、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を妨がないことです。 そのためには、光のコントロールが重要になります。部屋が明るすぎると、メラトニンの分泌は抑制されてしまうことがわかっています。 したがって、ブルーライトを控えるのと同様に、寝る1時間前からは部屋の電気をやや暗くしていきましょう。 わが家では、夕食が終わる頃にリビングのLED照明をいくつか消灯して、部屋全体をやや暗くしています。 メラトニンの分泌を促す目的ももちろんありますが、これをすると時計がまだ読めない3歳や1歳の息子たちでも、「もうすぐ寝る時間なんだな」と理解している様子があるので、とても助かっています。 家全体を「環境」と捉えて、夕方以降はだんだん寝るモードに環境を変えていきましょう。