“衝動的”な角田裕毅とハジャーのコンビを「どのように管理するか」 マルコ顧問は「チーム内のデュエルを面白くする」と歓迎
2025年シーズン、レーシング・ブルズは角田裕毅とアイザック・ハジャーがコンビを組む。レッドブルジュニアチームから昇格となる20歳のハジャーは、過去グランプリにおいてフリー走行を2度にわたり経験しているものの、来季が実質的なルーキーシーズンとなる。 【動画】予選3位の好走に角田裕毅もガッツポーズ!スタッフと歓喜を分かち合う歴史的瞬間の映像 F1キャリア、そしてチーム在籍も5年目の角田が名実ともにエースドライバーであることは言うまでも無い。その中で新たなパートナーとなる、若きハジャーとの関係がはやくも注目を集めている。 米スポーツメディア『THE SPORTSRUSH』が現地時間1月2日、レーシング・ブルズの両ドライバーに関する特集記事を配信。「注目のルーキー」と評するハジャーのパーソナリティにフォーカスしている。 記事では、レッドブルのヘルムート・マルコ顧問のコメントが紹介されており、「アイザック(ハジャー)は非常に速いドライバーだが、とても衝動的でもある。それがユウキとのチーム内のデュエルを面白くするだろう」などと述べ、新たなコンビの関係性を見通している。 その上で同メディアは、「昨年のF2シーズンでハジャーは4勝を挙げるなど輝かしい瞬間を見せた一方で、その“衝動的”な性格が裏目に出た場面もあった」と説明。続けて、「その一例が昨年オーストラリアでのスプリントレースで起きた。20歳のハジャーは、オープニングラップでの接触事故の原因とされ、レース後のペナルティで1位から降格してしまった」と回想する。 さらに、角田もこれまで持ち前の“気性”によりチーム内でさまざまな軋轢を生じさせてきたと主張しながら、「ツノダもハジャーと似た特徴を持っているため、レッドブルの姉妹チームであるレーシング・ブルズがレースをどのように管理するかが注目される」と新シーズンを展望している。 より上位でのレースも見据え、飛躍のシーズンとしたい角田、そして初のレギュラーシートを掴んだハジャーと、両ドライバーによるドッグファイトが繰り広げられることは確実。2025年、レーシング・ブルズはそれぞれのコース上でのパフォーマンスに加え、首脳陣によるチームマネジメントも見どころの1つとなるだろう。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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