ド軍フリーマン 鬼の形相でもぎ取った10打点目「泣きそう」「超人すぎ」 初回には史上初WS6戦連発
◇ワールドシリーズ第4戦 ドジャースーヤンキース(2024年10月29日 ニューヨーク) 頼れるベテランの勢いが止まらない。ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)が初回に史上初のワールドシリーズでの6試合連続本塁打を記録。さらに2点を追う5回には「激走」で貴重な得点をもたらすなど、打点を積み重ねた。 鬼の形相で一塁を駆け抜けた。3―5の5回1死一、三塁。フリーマンは二塁へのゴロを放つと、痛む足を気にする素振りも見せず、一塁へと全力疾走。二塁を経由して一塁に転送された送球と、フリーマンが一塁ベースを踏むタイミングはほぼ同時。一時はアウトと判定された。 しかしセーフを確信したフリーマンの様子を見て、ベンチのロバーツ監督がチャレンジを要求。ビデオ判定の結果、判定は覆り、併殺崩れで追い上げの貴重な得点が加わった。 初回1死二塁からはヤンキース先発・ヒルから先制2ランを放ち、史上初のワールドシリーズでの6試合連続本塁打を記録。17、19年にまたがって5戦連発を記録したアストロズのスプリンガー(現ブルージェイズ)を抜く最長記録を樹立した。先制2ランに加え、激走でもぎ取った得点で今シリーズの打点は10となった。 9月26日パドレス戦の走塁で右足首を捻挫。一時はプレーオフの出場自体が危ぶまれた。まだ万全ではなく、メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズは第4戦、第6戦を欠場した。まさに体を張って、チームを引っ張るベテランにネットも沸騰。「泣きそう」「全力疾走熱すぎる」「足痛めてるのに今日もHRやし超人すぎ」「捻挫しながらもたどりつく速さがヤバすぎ!」と様々な声が上がった。