RBライプツィヒを欧州トップクラブに引き上げる理想的なコンビ【現地発】
中軸流出で問われる新強化部門の手腕
RBライプツィヒの強化を司るエバール取締役(左)とシュレーダーSD。(C)Getty Images
ヌクンク、ソボスライ、ライマーといった重要な戦力が相次いで流出し、さらに逸材CBグバルディオルもマンチェスター・シティへと去ったRBライプツィヒ。強化部門を司るエバールとシュレーダーの新コンビが、大刷新に乗り出している。(文:ベンヤミン・ホフマン/訳:円賀貴子 2023年8月3日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― RBライプツィヒに有り余るものがあるとすれば、それはカネだ。 仮にブンデスリーガやUEFAのガイドラインに抵触するような財政収支やライセンスの問題が起きたとしても、メインオーナーの『レッドブル・グループ』がクラブへの融資を自己資金に転換すれば、話は済む。実際にそれは2019年に行なわれていて、当時は1億ユーロの巨額が動いた。そして、この操作によってライプツィヒの首脳陣は、2020年に満了を
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