【ジャパンC馬体診断】シンエンペラー
「ジャパンC・G1」(24日、東京) 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~C評価しました。週末の予想にお役立てください。 【写真集】ジャパンCを制するのは?出走馬の馬体をチェック 【シンエンペラー B】愛チャンピオンS(3着)→凱旋門賞(12着)を使い、今季3走目となる。春と比べると腰に甘さを残していたのが解消して、馬体がしっかりとしてきた。ダービー当時は光量が不足していたため毛ヅヤがひと息だったが、今回は抜群に輝いている点も大きな変化だろう。上腕三頭筋が発達しているし、トモの筋肉にも筋がはっきりと見える。あばらもうっすらと浮き出ているし、皮膚の薄さは十分だ。下腿にはくっきりと血管が出ているし、まだ成長が見込めるとはいえ大分大人びた体つきになってきた。体調は上々だろう。 (馬サブロー栗東・竹原伸介) 〈1週前追い切り診断〉坂井を背に栗東CWで6F81秒2-37秒1-11秒0(G強め)を計時。僚馬2頭を前に置き、鞍上がゴーサインを送るとエンジン点火。内から一気に抜き去り、中のカフジオクタゴン(5歳オープン)と外のグラヴィス(3歳1勝クラス)に1馬身先着した。時計も合格点で、遠征の疲れは皆無。春先に比べて馬体にも厚みが増しており、“本物”になってきた印象を受けた。