ドラマ『ベイビーわるきゅーれ』髙石あかりの演技をみて確信…2025年のNHK朝ドラ『ばけばけ』ヒロインに抜擢された「納得の理由」
殺し屋稼業の日常
『ベイビーわるきゅーれ』は、女殺し屋の物語である。 もとは映画で始まって、いまテレビ東京で連続ドラマを放送している。 【一覧】「現場で好感度の高い女優ランキング30」最下位だった「女優の名前」 10月ではなく9月始まりだったからもう10話。終盤にさしかかっている。 タイトルが『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』なので、殺し屋稼業の日常を描いていておもしろい。 主演が髙石あかりと伊澤彩織。 髙石あかりは、2025年のNHK朝ドラ『ばけばけ』のヒロインを演じることになった。先だって発表されたばかりだ。 伊藤沙莉、橋本環奈、今田美桜とドラマで主演している女優が並んでいたなかで、抜擢だと言えるだろう。いくつかのドラマに出演しているが、ゴールデンタイムの連続ドラマで目立った役どころでは出ていない。 髙石あかりってどんな人だろうとおもったら、『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』を見て欲しい。テレビ東京、水曜深夜に放送している30分ドラマである。 ふと、テレビ東京のドラマは全国では見られるのだろうかと不安になったが大丈夫か。
「きちんとした組織」の自負と苦労
かつて1970年代、山城新伍の「独占!男の時間」という番組が過激だとたいへんな噂になったとき、当時高校生だった私はどうしても見たくてしかたがなかった。でもこれを放送していた東京12チャンネルは京都の私の家では見られず、ついに見られずにしまいのまま50年ほど経ってしまい、ただ無念さだけが残っている。いまはもうそんな地方はないのだろうか。まあ、すでに東京12チャンネルではなくてテレビ東京で7チャンネルだしな。ドラマは少なくともTverでは見られるわけか。なら大丈夫か。 『ベイビーわるきゅーれ』は映画が2本作られ、この9月からこの連ドラが始まって、すこし遅れて3本目の映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が公開されている。 映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』はアクションシーンが多い。 女殺し屋としての敵と戦っているシーンが多いのだ。 殺し屋というのは、すっと近づいて、すっと殺してすっと去っていくとか、3キロほど先の高層ビルの窓から高性能ライフル銃で一発で撃ち殺して悠々と去っていくとか、そういう必殺ゴルゴみたいな感じではなくて、派手に取っ組み合って、至近距離で撃ち合っている。いや、殺す相手にはすっと近づいて、ぱんぱんぱん、と簡単に殺すことが多いのだが、今回は殺し屋集団同士が戦う話なので派手なシーンが多い。 映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』では宮崎県にいる土着のフリーの殺し屋集団と対決する。 土着の、フリーの、という殺し屋集団がいるのだ。 ちなみに主人公たちは、きちんとした組織に属している。 東京の、きちんとした組織、ということで、そのへんの自負もあるらしい。 ただ大きな組織なのだろう、役所じみたところもあるようで、なにかやらかすと書類を書かされ、彼女たちが書式を聞きただしながら、苦労していることもあった。