縁結び神社に「タルトタタン」お供え 恋愛成就にご利益? リンゴ使った洋菓子
青森県の協議会が提案
青森県りんご対策協議会は21日、恋愛成就祈願に県産リンゴを取り入れるPRイベントを、神田明神(東京都千代田区)で行った。縁結びのご利益があるとされる同神社で、県産リンゴを使った洋菓子「タルトタタン」を供えた。良縁を願う人たちに向けて提案し、県産リンゴの消費拡大を期待する。 イベントでは同協議会がタルトタタンと、サンふじの生果を供えた。神主がタルトタタンを食べた人の良縁を願う祝詞を述べて、祈願した。 タルトタタンはフランス発祥の菓子。カットしたリンゴを敷き詰め、パイ生地などをかぶせて焼き、形をひっくり返して作る。キャラメルの甘く香ばしい風味が特徴。 今回のタルトタタンには酸味と甘味のバランスがよく菓子作りに向くとして、旬のサンふじを使った。同協議会はひっくり返して作るタルトタタンの誕生エピソードになぞらえ、恋愛における悩みの“好転”を祈願するイベントとして企画した。 同協議会の高澤至事務局長は「タルトタタンの知名度を上げ、リンゴの消費拡大につなげたい」と話した。
日本農業新聞