素材に宿るエトロの美学──2024年春夏、バッグと財布をアップデートしよう
エトロらしいペイズリーを新しく解釈した柄や、遊び心のあるジャガードなど、他にはない素材の魅力を堪能する。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
ワクワクに満ちた素材の楽しみ
昨年、新たなクリエイティブ・ディレクターであるマルコ・デ・ヴィンチェンツォを迎えたエトロ。今季は彼が初めて手掛けるコレクションで、美しいジャカードや代名詞であるペイズリーを再解釈した柄など、エトロらしい素材の楽しみ満ちている。着こなしに1点取り入れるだけで、最先端のモードの息吹を感じられるはずだ。 ■アルニカ トート ランウェイでも目を引いたトートバッグは、エトロらしいペイズリーの「アルニカ」と月夜の砂漠をイメージしたレザーの切り替えが見事。カーフレザーとゴートレザーの素材感の違いも、ここならではの繊細な意匠だ。W36×H35×D19.5cmと多様なシーンに対応するサイズ感で、肩掛けできるハンドルの長さも計算された仕上がり。 ■ミニ ホーボー バック ベースはナチュラルなシボ感があるレザーを使用し、そこに丸スタッズと星型のスタッズを敷き詰めている。ハードな雰囲気ながら、W19×H11×D1cmと小ぶりなので、着こなしのアクセントに最適。ワンショルダーで肩掛けとして使えるほか、ストラップをグッと握って持つのも映えそうだ。 ■ブラック カードホルダー W14.5×H8cmとワイドな横幅のあるカードホルダー。中央にはシグネチャーであるエトロロゴとペガサスをエンボス加工で表現。手馴染みのいいカーフレザーを用いており、使用感は抜群。ジップ付きなので、紙幣やコインなどの収納にも優れている。 ■ペイズリー ウォレット ボディ全面にマイクロペイズリー柄のプリントを配した、2つ折りのウォレット。ベースとなるダークブルーのシュリンクカーフはシボが深く入って高級感ある仕上がりだ。フロントにはヴィンテージ調のエトロロゴとペガサスがあしらってあり、さりげなく主張する。 ■ヴェラ キャンバスストライプ マルコがエトロのためにデザインしたファーストバッグであり、メゾンのアイコンとなっている「ヴェラ」。今季はW42×H26×D19cmというメンズ向けのサイズでリリース。特筆すべきは、ボーダーをジャカードで表現した素材。ひと目で職人の手仕事、そのクラフツマンンシップを強く感じる仕上がりとなっている。 ■エトロ ジャパン TEL:03-3406-2655
文・森下隆太、オオサワ系 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)