『おむすび』「一緒に遊べるね」「チンして」凍える避難先で温かいおむすびを求めた結。阪神・淡路大震災の場面に視聴者「朝ドラで避けてきた描写」「美味しい!と言うものと…」「制作者に敬意」
◆視聴者たちは… こうした展開にネットでは「倒れた箪笥の隙間で眠り続けた幼児の話。これなんかは何度か聞いた」「ほかの朝ドラで避けてきた震災の描写を写実的に。製作者にとって勇気のいる決断だと思うし、敬意を表したい」「今ほど震災への備えのない95年当時の避難所。その状況がしっかりと表現」「なんてことない日常を描いてきた『おむすび』の印象がガラリ。平穏な日常は何の前触れもなく一瞬で崩れてしまうことをあらためて実感」「遊びたい盛りの幼子たちのやりとりがリアルすぎて…」「美談ばかり頭に残っていたから、もらったおむすびを<美味しい!>って言うもんだと安易に考えていて、ハッとさせられた」といった声が見られていました。 朝ドラ通算111作目となる『おむすび』の舞台は平成“ど真ん中”の、2004年(平成16年)。ヒロイン・米田結(よねだ・ゆい)は、福岡・糸島で両親や祖父母と共に暮らしていた。 「何事もない平和な日々こそ一番」と思って生きてきた結。しかし、地元で伝説と化した姉の存在や、謎のギャル軍団、甲子園を目指す野球青年など、個性的な面々にほん弄されていく。そんな仲間との濃密な時間の中、次第に結は気づいていく。「人生を思いきり楽しんでいいんだ」ということを――。 青春時代を謳歌した自然豊かな糸島、そして阪神・淡路大震災で被災するまでの幼少期を過ごした神戸。ふたつの土地での経験を通じて、食と栄養に関心を持った結は、あることをきっかけに“人のために役立つ喜び”に目覚める。 ドラマには松平健さんや仲里依紗さん、佐野勇斗さんらが出演し、リリー・フランキーさんが語りを担当。脚本は根本ノンジさんが、主題歌『イルミネーション』はB’zが手掛けています。
「婦人公論.jp」編集部
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