『おむすび』「一緒に遊べるね」「チンして」凍える避難先で温かいおむすびを求めた結。阪神・淡路大震災の場面に視聴者「朝ドラで避けてきた描写」「美味しい!と言うものと…」「制作者に敬意」
◆10月28日の『おむすび』 現在放送中の橋本環奈さん主演・連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第5週「あの日のこと」が10月28日に放送され、話題になっています。 明日の『おむすび』あらすじ。9年前、阪神・淡路大震災に遭遇した結たち家族。避難所から姉・歩と共に自宅の状況を見に行くと…<ネタバレあり> *以下、10月28日放送内容のネタバレを含みます。 糸島フェスティバルが終わって海辺でたたずんでいた結(橋本環奈さん)。 翔也(佐野勇斗さん)からよく寂しそうな顔をしているのはなぜかと聞かれ、たぶん9年前のあの日、1995年1月17日からだと答え、幼いころを思い出す。 話は回想シーンへ。 神戸に住んでいてセーラームーンが大好きだった6才の時の結。突然の阪神淡路大震災で被災してしまい――という話が描かれました。
◆目を覚まさない結を身を挺して守った歩 中学生時代の姉・歩(高松咲希さん)が親友・真紀と分かれた翌日、平成7年(1995年)1月17日の早朝に阪神・淡路大震災が発生します。 画面に「このあと地震の描写があります」とのテロップが出たあと、ドラマ内では大きな揺れが。 タンスやテレビ台が倒れ、屋根まで崩れてくるなか、それでも目を覚まさない結を歩は身を挺し、必死に守ろうとします。 当時を振り返って、「地震の瞬間のことは覚えていない」と話す2004年の結。 その後、崩れた家の中を聖人(北村有起哉さん)と愛子(麻生久美子さん)がなんとか助けに来ると、一家は避難所となった小学校へ身を寄せることに。
◆ねえ、チンして 避難先の学校で震災の被害の大きさをあらためて知った米田家。教室にて商店街の面々と再会します。 真紀たちの動向が分からない中、困っている人を放っておけない聖人は被害を受けた人の助けに。そんななかでも、結は佐久間美佐江の子・菜摘に「今日幼稚園休みかな」「一緒に遊べるね」などと無邪気に話しています。 その日の夜。 不安と疲労が募るなか、ろうそくの灯りだけがともる極寒の教室に地元の雅美(安藤千代子さん)がやってきて、「2人につき1つずつ」とおむすびを配り始めました。 おむすびを1つだけ受け取った愛子。3つに割って結と歩に渡しますが、冷え切ったおむすびを口にした結は思わず「おばちゃん。これ冷たい。ねえ、チンして」と雅美に頼んでしまいます。 すると雅美は、電気やガスが止まっていて温められないことを結に謝りつつ、大好きだった神戸の街が壊滅的被害を受けて辛い、という想いを涙ながらに語るのでした。
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