ジダンは名将でクーマンは凡将か。クラシコでは“ダブル”を達成をしたが…【現地発】
クーマンは前回と同じ戦い方でクラシコに臨んでしまった
先月のクラシコでは、この前回対戦に続いてジダン(左)に軍配が上がった。(C) Getty Images
今シーズン二度目のクラシコが4月10日に行なわれ、前回に続き、またしてもマドリーに軍配が上がった。連敗を喫したバルサのサッカーは、宿敵より劣るものなのか。ジダン監督は名将で、クーマン監督は凡将なのか。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2021年5月6日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― クラシコについて、触れないわけにはいかないだろう。 4月10日、レアル・マドリーはアルフレッド・ディ・ステファノ・スタジアムに、バルセロナを迎えた。結果は、マドリーがカリム・ベンゼマとトニ・クロースのゴールで2-1の勝利を飾っている。この勝利で、首位アトレティコ・マドリーとの勝点差は1に縮まり、マドリーはバルサを抜いて2位に浮上した。 記録の話をするなら、これくらいで十分だろう。 しかしフットボ
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