【世界のトヨタ見聞録】コアラの国からコンニチハ! ランクル70のAU仕様がうらやましすぎる件について
下方へスクロールしボディバリエーション見ると、「シングルキャブ」、「ダブルキャブ」(この2車種がピックアップ)、「ワゴン」(日本仕様とほぼ同じカタチ)、「トゥループキャリア」(直訳すると兵員輸送車。多人数乗車の意味)があります。ピックアップの荷台はいわゆる平ボディ。荷台側面のアオリもパタリと落ちるので、まんまトラックという男気を感じさせます。
インテークが全車シュノーケルってのがいかにもオーストラリアで野性味を感じます。気になる仕様書を見てみましょう。
日本仕様のパワートレインは2.8L直4ディーゼルターボ(1GD-FTV型)のみ。しかし、オーストラリアにはもう1機種、4.5LのV8ディーゼルターボ(1VD-FTV型)があります。しかも、トランスミッションは5速マニュアルのみ設定。ちなみに前者は6速ATの設定しかありません!
「楽しいな~」とワクワクしながらさらに読み進めていくと、画像の違和感の理由が判明。じつはホイールベースが3種類あって、ピックアップ2機種が3180mm、トゥループキャリアが2980mmなんです。ちなみにワゴンは2730mm、ホイールベースが一番短いのはハードトップ3ドアの2310mmです。
日本の需要はワゴンで満たせるのでしょうが、あわよくばトヨタさんにすべて国内で売って欲しいところです。自動車趣味の視点でいえば、メーカーさんが無理ならどこか並行輸入車業者が持ってきてくれないかなという気もしちゃいます。
というワケで、日本のランクル70欲しい方は粘り強くディーラーに尋ねるしかありません。トヨタさんには頑張って作っていただきましょう。ではまた! Text:Seiichi Norishige
教重 誠一