今季は自己最少の7試合登板…オリックス山崎颯一郎 1700万円ダウン5300万円でサイン、来季は「復活したなと思われるような1年に」
オリックスのセットアッパー右腕、山崎颯一郎投手(26)は4日、大阪市の球団施設で契約更改交渉に臨み、7000万円から1700万円ダウンの年俸5300万円(金額は推定)で来季の契約を結んだ。 減額制限25%に近いダウンに、山崎は「何にもやってないんで、しゃーないと思いました」と話した。 敦賀気比高(福井)からドラフト6位入団8年目の今年は、不調のまま終わった。4月10日の楽天戦(京セラドーム大阪)でリリーフに失敗して敗戦投手となり、出場選手登録を抹消された。5月22日に戦列へ戻ったものの、わずか3試合に登板しただけで、再び「上半身のコンディション不良」のため抹消。そのまま戦列に戻ることなくシーズンを終えた。 今年は1軍デビューしてから自己最少の7試合登板にとどまり、0勝1敗0ホールドの防御率1・35だった。 来季に向けては「復活できるような、復活したなと思われるような1年にしたいと思います」と意気込む。参加した秋季キャンプで「土台はできたかなと思います」と復活へ手応えは得ている。来季は「数字的な目標は特に考えてなくて、1試合1試合を大事にして投げていきたい」と地道に復活ロードを歩むつもりだ。 昨年は試合の終盤を任される立場でリーグ3連覇に貢献してきた。「自分ではどの回でも良いと思っているんですけど、投げていって信頼をまた勝ち取っていけば7回、8回、9回を投げられるようになると思いますので、そこを目指してやっていきます」。 ファンに向けては「今年は残念な結果になり、応援してくださった方々には申し訳ない1年でしたので、来年はしっかり毎日、京セラ(ドーム大阪)に応援に行きたいなというぐらい試合に出たいと思います」と誓った。
中日スポーツ