日産「ケンメリ」が現代に蘇る!? 印象的な「丸目4灯」はどう出来る? V35クーペベースのカスタムカーの進捗はいかに
このようにフードの造形でもこだわりを見せていましたが、今回新たにボディやパネル造形のこだわりも明らかにしてくれました。 前出の担当者は「ケンメリらしさを出すために他も造形をしています。主な工程は、発泡ウレタンを使用し造形、FRPで型を取り、元のボディやパネルに貼るという工程です」と語ります。 また手作業だけでなくいまの時代に沿ってデジタル領域を駆使した製作も行われているようです。 「NEO SKYLINEは、ケンメリをオマージュしつつも、今の時代に合った車両を製作するので、1からモノを作っていく作業が多いです。 なかには、FRPでの製作が困難なモノもありますが、これは職人のような作業だけでなく、CADという3次元に製図が可能なソフトを活用し、ヘッドライトカバーやグリル部を設計・製図をしています。 またそのデータは外注に依頼するのではなく、3Dプリンターを活用し、内製で製作していきます。 3Dプリンターは一層ずつプリントして、それを積層していく機械で、本校の一級自動車工学科が行っている『学生フォーミュラ』という活動から借りて、この作業が可能になりました(前出の担当者)」 ※ ※ ※ なお特徴的なV35スカイラインクーペのフロント部は、徐々にケンメリの姿に近づいてきたようです。 なかでもヘッドライトカバーは、NEO SKYLINEを担当するデザイナーが図面を書き起こして、それをとにCADでデータを起こしているといいます。 今後もこの製作過程がどのように進んでいくのか、注目せずにはいられません。
くるまのニュース編集部