木曽漆器品定め 木曽漆器祭・奈良井宿場祭が開幕
長野県塩尻市楢川地区で8日、第55回木曽漆器祭・奈良井宿場祭(実行委員会主催)が始まった。漆器店が軒を連ねる木曽平沢地域を中心に「木曽漆器・大漆器市」が開かれ、訪れた人たちが職人と会話をしながら品定めをしたり、風情のある街並みを楽しんだりしていた。9日まで。 晴天に恵まれ、会場の木曽平沢、奈良井、贄川の各地域は、多くの来場者が行き交っていた。安曇野市の永島千佳さんは夫と一緒に訪れ「漆器がお手頃で手に入った」と喜んでいた。神奈川県の女性(51)は「ほぼ毎年来ている。伝統工芸の木曽漆器はとても良い物ばかりで、好き」と話していた。 職人の高齢化や廃業に伴って、今年から開催期間を1日減らして2日間にした。 9日は午前9時~午後4時に開く。奈良井宿では正午から、江戸時代に徳川家に献上するお茶を茶壺に入れて運んだ行列を再現する「お茶壺道中」を行う。問い合わせは実行委(電話0263・52・0280)へ。
市民タイムス