インドネシアが3遺体を収容 ロヒンギャの木造船転覆事故
ムラボー、インドネシア、3月25日 (AP) ― インドネシアのスマトラ島北部沖のインド洋で3月20日、イスラム教徒少数民族ロヒンギャを載せた木造船が転覆したが、行方不明者を捜索していたインドネシアの捜索救助隊は24日、3人の遺体を収容して捜索活動を終了した。 転覆した船に乗っていたロヒンギャのうち、一晩船につかまって漂流していた男性44人、女性22人、子ども9人は21日、救助隊と地元の漁師に救助された。 3人の遺体を発見した地元漁師が23日、当局に通報。遺体はアチェ州カラン沖19キロのインド洋で捜索船に収容されて、その夜に埋葬された。 インドネシアはタイやマレーシアと同様、難民の法的保護を定めた国連の1951年難民条約に加盟していないため、難民を受け入れる義務はないが、困窮するロヒンギャには一時的なシェルターを提供している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)