ロヒンギャを洋上で救助 インドネシア捜索当局
ジャカルタ、インドネシア、3月22日 (AP) ― インドネシア捜索当局は3月21日、同国スマトラ島沖のインド洋で、転覆した船の船底につかまって漂流していたイスラム教徒少数民族ロヒンギャを救助した。 一団が乗っていた小舟に正確に何人乗っていたかは不明だが、最初に地元の漁師に救助された6人によると、60人から100人が乗っていたのではないかという。 船は前日夜に転覆したと説明している。転覆の際に小舟に乗っていた全員が船につかまったのか、何人かがおぼれたのかは不明だ。 インドネシアの救助船がバンダ・アチェを出港したのは転覆から数時間後で、波が荒く捜索は困難だったが、21日の日中に小舟につかまった難民を発見・救助した。 インドネシアはタイやマレーシアと同様、難民の法的保護を定めた国連の1951年難民条約に加盟していないため、難民を受け入れる義務はないが、困窮するロヒンギャには一時的なシェルターを提供している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)