バーガーチェーンのパティを比較検証。マックやバーガーキングなど大手5社のパティの特徴に迫る
なんと『マクドナルド』より1g少ない約39gでした。また、パティ全体を見ると、『マクドナルド』のパティに対しやや小ぶりですが、その分の厚みが感じられました。また、つなぎの影響か焼き色が薄く、ふんわりとした口当たりが特徴的でした。時間のないときもパッと食べられ、十分な満足感を得られるように調理設計されているのかもしれません。
十分な食べ応えでコアなファンも多い!『バーガーキング』のパティはわずか約35g!
続いては、十分な食べ応えと、ジャンキー感でコアなファンから絶大な支持を受ける『バーガーキング』のパティを見ていきましょう。『バーガーキング』では「ワッパー」「バーガー」の2カテゴリーがありますが、今回のパティは「バーガー」のほうに絞りました。数多くあるハンバーガーブランドの中でもより強いインパクトを与える商品ばかりを展開するお店なだけに、そのパティの重量もさぞや重そうに思っていましたが……。
結果は、約35gという控えめな数字。意外な結果に思わず目を疑いました。『マクドナルド』『ロッテリア』よりも少ない重量ですが、細部に注目してみると、パティ単体が濃いめで強めの味付けになっていました。また、しっかりとグリルされた焦げ目がスモーキーな風味を与え、これが重量少なめでも強いインパクトを与えているのではないかと思いました。 また、重量こそ少なめでしたが、パティ全体に厚みがあり一口で肉厚なボリュームが感じられます。強いパンチやインパクトばかりが叫ばれる「バーガーキング」ですが、緻密な計算によって調理されていることがわかりました。
女性ファンも多い『モスバーガー』のパティは50g超え!?
続いては、ヘルシーで繊細な路線を打ち出し、女性ファンも多い『モスバーガー』のパティを見ていきましょう。ご承知の通り、『モスバーガー』はレタス、キャベツ、トマトなどがふんだんに使われたハンバーガーが多く、後味も軽めですが、肝心のパティの重量はどうでしょうか。
ここまでの各ブランドの測定では最も重い約53gでした。意外な結果ですが、『モスバーガー』の美味しさは、これだけのパティの重量でも、野菜やバンズとのバランスが良く、食べやすく軽さを表現していることではないかとも思いました。また、厚さも各ブランドの中でトップクラスであり、ふんわりとした口当たりに程よい塩味とスパイシーな風味を実現していました。 パティに合わせる基本ソースがひき肉入りのオリジナル・ミートソース。惜しみない調理をもって、あの絶品の「モスの味」が実現できているように感じました。