新生ユナイテッドにテン・ハーフの居場所はあるのか【現地発】
変革を推し進めるラトクリフ新強化体制が徐々に明らかに
来シーズンに向けて、着々と改革の準備を進めるラトクリフ共同オーナー。(C)Getty Images
ラトクリフ共同オーナーのもと、改革の準備を進めるマンチェスター・ユナイテッド。その一方で、ピッチ上ではプレミアリーグで7位に沈むなど苦戦が続いている。はたして懐疑的な目を向けられているテン・ハーフ監督に未来はあるのか。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2024年5月2日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― 12月に新たな資本の受け入れが決定した際、マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハーフ監督はとても喜んでいるように見えた。2022年夏の就任から約1年半、オーナーのグレイザー家が明確なビジョンを持っていないことや、自身へのサポート不足に不満を抱いていたからだ。 そんななか、英国屈指の実業家、ジム・ラトクリフがクラブ株式の27.7パーセントを買い取って共同オーナーに。これにはオランダ人指
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