【シリウスS展望】好走条件揃うビヨンドザファザーの巻き返しを期待
近い日程で地方交流の日本テレビ盃と白山大賞典があるためメンバーは分散する。よって地力の拮抗したメンバー構成になりがちで、ハンデ戦ということも相まって中々人気通りには決まらない。 【写真】ビヨンドザファザーのこれまでの軌跡 1.ベテランは苦戦傾向 過去10回で、3歳馬は[2-2-0-8]で連対率33.3%、4歳馬は[3-0-3-21]で連対率11.1%、5歳馬は[3-5-3-35]で連対率17.4%、6歳馬は[2-1-4-20]で連対率11.1%、7歳以上馬は[0-2-0-31]で連対率6.1%。ダートはベテランが息の長い活躍をすることもしばしばだが、このレースに関しては5歳以下が勝ち切ってくるケースが多い。 2.前走10着以下からの巻き返しはない 過去10年で、前走着順が10着以下の馬は[0-0-0-26]で馬券圏内に絡んでいない。前走6~9着のゾーンは[3-1-3-38]で単勝回収率が182%と妙味が十分ある。 3.前走着差0.9秒以内 前走が2着以下の馬について、着差が0.9秒以内の馬は[6-4-5-38]で単勝回収率194%、複勝回収率も89%と悪くはない。穴目で買いたいのは前走6~9着に敗れた着差0.9秒以内の馬だ。 5歳馬ビヨンドザファザーは不振が続いていたが、3走前のアハルテケSで復活。続くマーキュリーCでもクラウンプライドとハナ差の接戦を演じている。前走のBSN賞では不発に終わったが、勝ち馬から0.6秒差の5着なら悪くない。距離延長とコース替わりで巻き返す。