すももフェスタ盛況 500キロ完売、収穫体験も 大和村
奄美プラム(スモモ)主産地の鹿児島県大和村は2日、同村大棚の農林水産加工施設まほろば館で恒例の「すももフェスタ」を開いた。旬を迎えたスモモの販売会や収穫体験などがあり、村内外から訪れた家族連れなどでぎわった。 フェスタは村の特産品PRを目的に2016年に始まり今年で7回目。村担当者によると、今期のスモモ生産量は約30トンを見込む。 この日、販売ブースは販売開始の1時間以上前から来場者が列を成し、午前9時半の開始とともに約500キロ用意されたL、2Lサイズのスモモが次々と売れ、20分ほどで完売した。このほか、スモモのソフトクリームやかき氷、加工品の販売、ジャムづくりなどの体験コーナーも人気を集めた。 果樹園でのスモモ狩り体験には限定100人が参加。濃紅色に熟れたスモモを袋いっぱいに摘み取っていた。奄美市名瀬から家族で訪れた児童は、収穫したばかりのスモモにその場でかぶりつき、満面の笑み。「去年も参加して楽しかったので、また来たいと思っていた。スモモ大好き。甘くておいしい」と喜んだ。 会場ではマグロの解体ショーや県立奄美少年自然の家の「自然の家がやってきたin大和村」もあった。